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鍋運びのジジ  作者: 中村朱里


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23.ジジとリェンファ

トントントン。トントントン。リズミカルに軽快な音を奏でながら、包丁がまな板の上の薬草を一口サイズに刻んでいく。先に水にさらしておいたおかげでややくったりとしたそれらは、俗に七草と呼ばれる、セリ、ナズナ、ゴギョウ、ハコベラ、ホトケノザ、スズナ、スズシロだ。

鼻孔をくすぐるその青い匂いは、好き嫌いが別れるところであろうけれど、ジジとしては嫌いではない。むしろ割と好きな方に入る匂いである。この匂いを嗅ぐたびに、ささくれ立っていた心が、少しずつ凪いでいくような気がした。


「チョット、どういうツモリ?」

「いいからリェンファさんは黙ってそこで見ていてください」

「…………」


訂正しよう。気がするだけで実際はちっとも怒りは収まっていなかった。むしろどんどん怒りの炎は燃え上がっていくようだった。その証拠に、イライラとした様子で声をかけてきたリェンファに対するジジの答えは、とてもとても冷たく、有無を言わせないそれだった。それこそ、あのリェンファが、反論することもできずに無言になるほどに。

薬草を刻む手を止めないまま、振り返ることもしないジジの背中に、リェンファの視線が突き刺さってくる。今までのジジであれば、その鋭い視線に震え上がり、料理どころではなかったに違いない。だが今のジジは違う。だってジジは、怒っているのだから。こんなにも腹が立ったのはどれだけぶりだっただろうかと自問したくなるくらいに、とにかくジジは怒っているのだ。


――状況を、整理しよう。

現在ジジとリェンファがいるのは、王都の闇市場たる『デュマの大鍋』に存在する高級娼館ラベルオテロではない。歓楽街トゥーランドットに存在するリェンファが代表を務める高級娼館、リアーヌだ。

カロリーヌへの別れの挨拶もそこそこに、ジジは渋るリェンファを引っ張って、デュマの大鍋にて、くだんの『性転換したように見せかける薬』のための材料のまだ買っていなかったものと、その薬のためのものではない材料を更に買い込み、その足で現在ジジの『台所』となっているリアーヌの離れの小屋に帰還したのである。

ラベルオテロからリアーヌへの道すがら、ずっとリェンファは何か言いたげな様子であったが、ジジはひたすら黙殺し続けた。ジジが口を開くのは、何かを購入する時くらいなもので、それ以外はとにかく無言を貫き通した。明らかにこれまでの様子とは異なるジジの姿に、リェンファも思うところがあったらしく、気付けば彼もまた無言になっていた。

そしてこのジジの『台所』にジジを連れてくるなり、そのまま去ろうとしたリェンファの手を、ジジは離さなかった。訝しげにその整った眉をひそめるリェンファを引っ張って、ちょうどジジの作業の全工程が窺い知れる場所に置かれている『台所』の椅子に、ほとんど無理矢理座らせて、ジジはさっさと作業――正確には調理を始めた、というのが、ここまでの顛末である。


ああ、腹が立つ。腹が立つ。そう内心で繰り返しながら、ジジは刻んだ七草の中からスズナとスズシロだけを、まずは沸騰している湯で満ちた鍋の中に放り込み、塩をひとさじ加える。

スズナとスズシロがある程度柔らかくなったところを見計らってそれらをお玉ですくってザルに上げ、未だに沸騰し続ける湯に、残りの五種類の薬草を入れてさっと茹で、これまたすぐにザルに上げて冷水にさらし、軽く絞っておく。

ここまでをてきぱきとこなしながら、もう一度ジジは腹が立つ、と内心で呟いて、それを実際に口にする代わりに、小さな溜息を吐き出した。


――おかげで最近まともに食事にありつけてないから困ったものダネ。


耳元で蘇るリェンファの台詞に、ジジは無性に悲しくなった。お腹が空いたヨ、とうそぶいた彼の美しい笑顔に、ジジは無性に悔しくなった。

あの時、ジジの様子が変わったことに、リェンファは気付いていた。彼は、ジジが、ジジの書いたレシピを活用していないことを怒ったのだと理解したようだったけれど、本当はそうではない。

そりゃあ確かに、一生懸命書いたレシピをなかったことにされていたことは悲しいし悔しい。でもそれ以上に悲しくて悔しかったのは、リェンファが『食事を満足に食べられていない』という事実そのものに対してだった。

ジジは食べることが大好きだ。おいしいものを食べればそれだけで幸せになれるし、自分の手で何かを作って、それを食べた相手に笑顔になってもらえることは何よりも喜ばしい。ウィッチ・ゾーイとイチイが、ジジの作った料理やお菓子を、「おいしい」と言ってくれるだけで、ジジは自分が誰よりも幸せ者だと思えた。同じ食卓を囲めることが楽しくて、その時もやはり、自分は誰よりも幸せ者だと思えたのだ。


――なら、この人は? ……リェンファ、さん、は?


自分の幸せが、他人の幸せとイコールで繋がるなんて奇跡にも等しいことだ。だからリェンファにとって、食事が大して重要なことではないものであったとしても仕方のないことであるとは解っている。リェンファの立場を思えば、もっともっと『仕方のないこと』なのかもしれない。毒を盛られたものをわざわざ口にするのを避けるのは当然のことで、その結果食事がおろそかになるというのは、まあ道理と言えなくもないのだろう。

でも、そんなのはジジが嫌だった。ジジはウィッチ・ゾーイとイチイと共に囲む食卓から幸せを貰った。たくさん、たくさん、この腕に抱えきれないほどの幸せを貰ったのだ。その幸せを、リェンファにも、ほんの少しでもいいから感じてほしかった。

自分をその幸せから引き離してくれやがった相手に何を言っているのかとジジは自分でも不思議に思うし、そもそも、自分が抱える幸せを分け与えるなんて、とんだ傲慢だ。押し付けだ。自己満足だ。そんなことは解っている。でも、それでも、ジジは何故だか黙ってなんていられなかったのだ。気付けば行動に移してしまっていたのだ。


くつくつと鍋が温かく優しい音を立てながら煮える。湯気に乗って漂うのは、食慾をそそる鶏肉の出汁の匂いだ。その出汁の中では白いご飯が柔らかく炊かれ、その中に先程茹でた七草をすべて投入する。最後に松の実を入れるのも忘れない。

お玉で少しばかり出汁をすくって口に運ぶと、優しい味が口の中いっぱいに広がった。なかなか上出来である。

よし、これで薬膳粥の完成だ。出汁を取った後の鶏肉は、後で酢味噌やマスタードでおいしくいただくことにしよう――って、ん?


ジジは、はたと皿に薬膳粥を取り分ける手を止めた。そのまま自分の顔から、さぁっと血の気が引いていくのを、他人事のように感じた。

ここにきてようやく一息吐くことができたジジは、ようやく、本当にようやく、自分が何をしでかしたのかに気付いてしまった。できれば気付きたくなかったし、気付かなければ幸せだったのだろうけれど、生憎のことに、気付いてしまったのだ。自分が、リェンファに対し、何を言って、何をさせ、何をしてしまったのかということに。

これはまずい。先程ジジが「黙って」と言った通りに、相変わらずジジの背後に置かれた椅子に座っているであろうリェンファは、ずっと沈黙したままだ。正直怖い。振り返りたくない。だが、そうも言っていられない。リェンファは待たされるのが嫌いだと言っていた。カロリーヌからもそう聞かされている。これ以上放置しておけば、事態はより一層悪い方向へと転がり落ちていくに違いない。

ごくり、とジジは唾液を飲み込んだ。調理中すっかり忘れて――いた訳では決してないのだが、気付けば意識の外へと追い出していた背後の存在の大きさに圧倒されそうになるが、このまま黙っている訳にもいかないことは前述の通り解り切っていることで。結局ジジは、覚悟を決めるしかなかった。


「あ、あの、できましたよ……って」


恐る恐る振り返ったジジは、青灰色の瞳を大きく見開いた。ジジの視線の先には、予想外の光景が広がっていた。


「寝て、る?」


リェンファの長く濃い、その艶やかな黒檀の髪と同じ色の睫毛が伏せられ、彼の白い頬に影を落としていた。その眦に乗る朱がやけに鮮やかにジジの目に映る。背もたれに上半身を、両腕を組み、完全に寝入っているらしい彼の肩が、すぅ、すぅ、という小さな呼吸音と共にわずかに上下していた。

器用なものだとジジはつい感心してしまう。ジジは横にならなければなかなか寝付けないし、もし座ったまま眠りに就けたとしても、すぐにカクンと首を落として目を覚ましてしまうのだ。だが、リェンファは、その肩の上下運動以外はほぼ微動だにしない状態で器用に眠りこけている。


「……あの、起きてくれませんか。できましたよ」


そっとそう声をかけても反応はない。返ってくるのはすぅ、すぅ、という穏やかな寝息ばかりだ。ここまで気持ちよく眠られると、いっそこのままそっとしておいてあげたくもなるが、それでは粥を作った意味がない。できたてこそがおいしいこの粥を食べてほしいなんて、それはジジの手前勝手なわがままに過ぎないにしても、それでもこの粥は、他ならぬリェンファ・リーという青年のために作ったものだから。


「あの、あの……リ、リェンファさん?」


そういえばリェンファの名前を、本人に向かって、こうもはっきりと改めて口にするのは何度目だっただろうか。思い返してみても、それは数えるほどにもないような気がした。


「リェンファさん、リェンファさんったら」


呼びかけてもやはり返事はなかった。業を煮やしたジジが、「リェンファさん」ともう一度その名を呼んで、彼の肩に手を伸ばしたその時、青年の瞼が、伏せられた睫毛が、ふるりと震えた。


「ッ!?」

「ひゃっ!?」


ガタンッ!とリェンファの座る椅子が大きく音を立てた。それくらいに激しく、リェンファが身体を振るわせて姿勢を正したせいだった。ジジの手がその肩に触れる寸前で目を覚ましたリェンファは、それまで深く寝入っていたのが嘘のように大きく黒瑪瑙の瞳を見開いて、呆然と呟いた。


「……寝て、いたのか?」


この自分が? とでも言いたげな様子のリェンファに、ジジはこくこくと頷いた。それはもう、よーっく、ぐっすりと寝ていましたよ、とは口に出しては言わなかったが、わざわざ言葉にせずともその台詞はリェンファにはしっかり伝わっていたらしい。彼は奇妙な唸り声を上げて、両手でその白皙の美貌を覆った。


「リ、リェンファさん……?」

「――なんでもないヨ」


いやどう見てもなんでもなく見えないんですが。ジジは思わずそう口走りそうになったが、リェンファの、その白く長い指の隙間から覗く瞳にぎろりと睨まれ、ひぇっと口を噤んだ。

酷い。理不尽だ。勝手に寝ていたのはそっちのくせに。そう内心でリェンファに対して文句を付けつつ、ジジは改めて器によそった粥を、スプーンと一緒にリェンファに差し出した。だが、リェンファは受け取ろうとはしなかった。その代わりに、器用に片方の眉だけをつり上げて、ちらりと正面に立つジジを見上げてくる。


「雑草入りの粥をワタシに食べろッテ?」

「雑草じゃありません。薬草です。そしてこれは薬膳粥です。胃腸に優しいから、空っぽのお腹にも入りやすいですよ」

「……毒を入れて、ワタシが倒れた隙に逃げ出す算段なら無駄だと思うケド?」


紅の口元に笑みを刷き、揶揄するようにそう問いかけてくるリェンファに、ジジはカチンときた。そしてムカッともした。

まず、確かに七草は雑草と言われても仕方のない見た目かもしれないが、それを使った粥は、東の国では、一年の始まりの頃にその一年の無病息災を願って食べられるという逸話だってある逸品だ。そして、ジジは食事に関しては妥協はしないと決めている。食材にも、それを作った人にも、敬意を表して料理すると決めているのだ。それを、よりにもよって『毒入り粥』だなんて、失礼にも程がある。

やっぱり引っ込めてしまおうか、と思わなかったわけではない。けれど、そうすることこそ自分が負けを認めるようなものだろう。

だからジジは、内心の不満を表情に出すような真似はせず、その代わりに、にっこりと心の底からの満面の笑みを浮かべてみせた。


「毒なんて入れていないのは、ずっと見ていた貴方が一番解っていることじゃないですか? あ、でも、途中で寝ちゃってましたもんね。そうですね、見てないところで毒を入れたかもしれないですね」

「…………」

「そういうことなら、解りました」


ジジの台詞に、明らかに気分を害した様子でリェンファの美貌が険悪の形相を帯びるが、気にすることなくジジは、粥をスプーンですくう。そして、こちらをにらみ上げてくるリェンファの目の前で、ぱくりと、何の躊躇も逡巡もなくそれを口の中へと入れた。黒瑪瑙の瞳がぱちりと瞬くのを見下ろしながら、もぐもぐと咀嚼し、ごくりと飲み込む。そしてもう一度ジジはにっこりと笑った。


「ね? 大丈夫でしょう? という訳で」


もう一度スプーンで粥をすくい、熱くないようにふうふうと息を吹きかけて冷まし、ジジはリェンファの鼻先にスプーンを突き付けた。


「ほら、あーんしてください」

「…………は?」

「はいどうぞ」

「っ!?」


ジジの台詞に唖然と開かれたリェンファの口に、ジジは問答無用でスプーンを突っ込んだ。リェンファは驚きの余りに吐き出すこともできなかったらしい。スプーンをその口から抜くと、彼はそのまま先程のジジと同じようにもぐもぐと咀嚼し、そして飲み込んだ。そしてその紅に色付く唇から、ほう、とやけに色っぽい吐息が漏れる。


「う、まい」

「ありがとうございます」


信じられないと言いたげな声だった。失礼な。これでも料理の腕前だけはウィッチ・ゾーイにもイチイくんにも太鼓判を押してもらっているんですよ。と、ジジが内心で思ったことはさておき、リェンファはぱちぱちと何度か大きく瞬いた後、そのままじっとリェンファが見上げてくる。正確には、ジジではなく、そのジジの手にある、粥が盛られた器を、と言うべきか。その視線に、ジジはたじろぎそうになる自分を叱咤しながら、敢えて笑顔で問いかけてみた。


「まだ食べさせてほしいんですか?」

「……マサカ。自分で食べるヨ」


――あ、笑った。


それは初めて見るリェンファの表情だった。いつものようにジジのことをからかうでもない、小馬鹿にするでもない、なんというかこう……穏やかな笑い方だった。


――変なの。


人の笑顔に『変』とは、随分失礼な表現であるとは解っていたが、それでもジジはそう思わずにはいられなかった。まあ、リェンファもこれまで相当ジジに失礼な発言を繰り返してきたのだから、これくらいは許されて然るべきだろう。

リェンファが伸ばしてきた手に、持っていた器とスプーンを乗せると、彼はそのまま無言で粥を食べ始めた。その仕草は、躾とマナーが行き届いた、とても優雅なものであるというのに、何故だかジジの目には、腹を空かせた幼い子供がやっとご飯にありつけてがっついている姿であるように見えた。

しばらくその様子を見つめていたジジは、やがて、その視線を『台所』に唯一存在する扉へと向ける。そして、その扉に向かって、声を張り上げた。


「ティエンさん、ハァイさん、リオウさん。そろそろ入ってきたらどうですか?」


ジジのその言葉にも、リェンファは反応することはなかった。ただ無心で黙々と粥を食べ続けている。どうやら彼は最初から気付いていたらしい。なら言ってくれればよかったのに、と思うジジの視線の先で、扉がガチャリと開かれる。


「……」

「あれ? バレてた?」

「ジジちゃん、意外と鋭いねぇ」


長男は無表情で、次男はいたずらげに、三男は悪びれる様子もなく。三者三様の、それぞれまるで異なる表情でぞろぞろと続けて『台所』に入ってきた三つ子に、ジジは引きつった苦笑を浮かべてみせた。


「あれだけ殺気立って見つめられ続けたら、いくら私でも気付きますよ」


大嘘である。実は気付いたのは、リェンファの口にスプーンを突っ込んだ瞬間だった。あの瞬間、爆発的に発せられた殺気に、やっとジジは、三つ子が扉の向こうでこちらの様子をずっと窺っていたことに気付かされた。

ジジが少しでもリェンファに下手な真似をしていたら、その瞬間彼らは『台所』に乗り込んで、ジジのことを取り押さえ――ともすれば、首をはねていたのかもしれない。そう思わせられるだけの殺気だった。おかげでジジの背中は冷や汗でびしょびしょだ。

本当にリェンファは、この三つ子に慕われているようだ。彼らの逆鱗に触れるような真似をせずに済んだことに心の底からほっとしながら、ジジは粥がまだまだ残っている鍋からお玉を持ち上げた。


「ティエンさん達もよければどうぞ。たくさん作りましたから」

「マジで? やりぃ!」

「わーい! ありがとぉ、ジジちゃん」

「…………」

「その前に、ジジ。おかわり」


ひょいっと目の前に差し出された空の器に、ジジは目を見開いた。もう一杯食べ切ったのかと驚いたから。確かにそれもある。けれどそれだけではない。今度はジジの方が呆然とする番だった。差し出された器を受け取ることなく固まっているジジに、器を差し出しているリェンファがムッとしたように眉をひそめる。


「ナニ。おかわりしちゃいけないノ?」

「い、いえ、そうじゃなくって」

「だったらナニ」

「今、名前……」


聞き間違いだったのだろうか。あまりにもさらりと言われたものだから、そのまま聞き流してしまいそうになったけれど、ジジは確かに聞いた。リェンファが、「お嬢サン」ではなく、「ジジ」と。ジジのことを、初めて名前で呼んだのを。

そのジジの指摘に、リェンファは苦虫を噛み潰したような表情になった。三つ子が、なんといつも無表情のティエンまでもが、一様に驚きを露わにして自身の主と、ジジの顔を代わる代わる見比べている。部下三人の視線とジジの視線を一身に集めながら、リェンファはふいっと顔を背けた。それでも空の器を差し出す手が、引き戻されることはなく。


「別に、お互い様デショ」

「そ、そうですね」


器を受け取りながら、ジジは頷いた。その通りだ。ジジだって、ちゃんと意識してリェンファの名前を本人に向かって呼んだのは、きっと今日が初めてで。だから、リェンファの言う通り、なのだけれど。

それでもなんだか何とも言えない熱が、その時互いの胸に宿ったのを、本人達ばかりが気付かなかったのだ。

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