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王子様と過ごした90日間  作者: 夏野 みかん


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エピローグは…。

【恋には秘密が必要】


などと…仰る方がいらっしゃいます。

まぁ、多少のスパイスは必要でしょうが、ほどほどにしてくださいませ。

その秘密に振り回され、赤い糸が縺れたり、切れたりしたら大変ですから、お願いします。



運命の赤い糸で織り上げられて行く布は、とっても美しいものです。

でも、同じ赤い糸でも、男心は立て糸。女心は横糸なので…縺れると厄介なんです。




さてさて、ルシアンとロザリーの赤い糸を複雑にしてしまったウィンスレット侯爵というと…



どうやら…


縺れていた赤い糸が、解けたところが見えたようで、最初は呆然とした顔が…やがて笑みを浮かべ


「良かった。」と唇は動いているようです。



あれっ?あれあれ?


その顔がだんだんと暗くなっております。

「嫁にやるのが…」


えっ?


「嫁にやるということは…ローラン国に行くのだよな。なんか…嫌だな。ルシアン殿下だから、我慢できるが、他の男なら…切る。」


おやおや…これもひとつの男心とやらですね。


…ちょ、ちょっと待った!今、今また変なことを考えたでしょう!


「そうだ。私が病に伏せたと言うことにして、ほんの少し…そう…ほんの少しだけ、結婚を遅らせては…どうだろうか。うんうん、いい。これはいい考えだ。」



いやいや…ウィンスレット侯爵。

今度はさすがに、私も見逃したりしませんよ。


あれ?


「…そんな姑息なまねはいかんな。ここは堂々と…」



「ルシアン殿下!!!結婚するまではキスまでです!それ以上はダメですぞ!よろしいですか~!!!」


まぁ…いいですか、これぐらいは…

それに、キスをするふたりに聞こえているとは思えないし…。



ようやくルシアンとロザリーの赤い糸で、素敵な赤い布ができそう。うふふ…良かった。



あら…またあそこにも、赤い糸を縺れさせている男女がいる。


さてさて、あそこはどうなるやら…




それは、またの機会に…。


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