第5話 楽屋裏 — ちーちゃんの本音は…
湊「おい真琴。前回の記事、あれ何だよ。キャラが違いすぎねぇか?」
真琴「何って……ちーちゃんの本音?を、それっぽくまとめたんじゃない。読者はこういう、ちょっと棘のある独身女性像を求めてるの」
湊「求めてる、ね。だけどよ、そんなの俺たちじゃねぇだろ」
真琴「それは……書いてるのが私だから。でも、ちーちゃんが体験したことだよ?」
湊「いや、毒入りすぎだろ」
奏音「……ちーちゃんはもっと、乙女だもんね。あんなに男の人を突き放したりしないと思う」
真琴「だから!それは、湊のトゲが私に移ったというか……」
湊「あ? 俺のせいかよ」
真琴「もう!みんな考えてることがバラバラなんだから、まとめる身にもなってよ!」
奏音「……まこちゃん、ごめんね。いつも私たちの代わりに戦ってくれて、尊敬してる。わたしも何かできればいいんだけど……」
真琴「じゃあ今度ポエムとか書いちゃう?趣向が変わっていいかも」
奏音「え……わたしのポエムなんか、誰も読まないよ」
真琴「私は好きだけどな」
湊「いいんじゃねえの。俺は興味ねえけど」
真琴「とか言って、ホントは読みたいくせに」
湊「……言ってろ。寝る。あとは任せた」
真琴「あ、ちょっと!湊!まだ次回の構成案が……!」
湊「…zzz」
真琴「毎回こうなるのね…」
奏音「ふふっ。でも、まこちゃん。さっきの記事、ちーちゃんが読んだらどう思うかな」
真琴「……そうね。今度からはもう少し、言葉の温度に気をつけるわ。私たちの役目は、忘れないようにしないと」
奏音「うん…」




