表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
10/15

第10話 The Memory of Music

私は子供の頃から歌うことが好きだった。


カラオケが目新しい娯楽として芽吹き始めた時代。

家族でカラオケに行くことがひとつのレジャーになっていた頃の話。


小学生の頃好きだったのは、いわゆるビーイング系のアーティストだった。

中でも「ZARD」と「DEEN」は、なけなしのお小遣いアルバムを買って、擦り切れるほど聴き込んでいた。


坂井泉水さんの描く瑞々しい恋愛ソング。

不器用な少年のような、どこまでも純粋でまっすぐなDEENの歌。


あの殺伐とした家庭の重たい空気を、一瞬で洗い流してくれるような、爽やかな旋律に浸る時間だけが、当時の私の唯一の「癒し」だった。


そして、中学生になった頃、一人の「歌姫」に出会った。

当時、女子高生のカリスマと呼ばれ、時代の象徴となった、あゆ(浜崎あゆみ)。


「あなたは一人じゃない」


孤独を抱えていた当時の私の心に、あの痛切で、けれどそっと心に寄り添ってくれるような歌詞が深く突き刺さった。


ある時、私の地元であゆのライブが開催されることを知った。

普段、気持ちを表現するのが苦手だった私が、勇気を振り絞って母にお願いした。


「あゆのライブに行きたい」


それが、私の人生初の「ライブ参戦」となった。

あの夜、ステージ上で光り輝いていた彼女の姿を、私は一生忘れない。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ