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ボーリング 肝試しボウリング大会・本番編


Scene:深夜1:00、郊外の古びたボウリング場


場内照明:必要最低限。

照明の切れたレーンあり、壁に「昭和56年開業」と掠れた文字、なぜか奥に仏壇。


開幕式(開始前のミーティング)


部長:「みんな、準備はいい? 今日は“投げるごとに命がけ”のボウリング大会です!」


伊達:「脅すなよ……誰だよ“呪レーン”って言い出したの」


富澤:「副部長が“このレーンだけ球が勝手に曲がる”ってマップに赤ペンで囲ってたやつじゃん!」


副部長(静かに):「“霊圧”は斜めに流れるのが常識です」


レナ(たきな):「合理性の欠如ですが……全力で対処します」


チサト(千里):「キャーッ!!やばいね!私こういう夜大好きぃ!」


野田ガクブル:「あのぉ……入口にあった“ピンを供養する塔”って何ですか……?」


ひとり:「もう……スコアとかどうでもいい……無事に帰れれば……」


試合開始:第一ラウンド(照明ほぼゼロ、スマホライト使用)


トップバッター:瑞稀


瑞稀:「照度15ルクス、風速0.2m/s、湿度60%。物理的には問題ありません」


(カコン…ピン1本だけ倒れる)


伊達:「……今、風もないのに、倒れ方が“こちらに向かって倒れてた”ぞ?」


富澤:「おい、そのピン……顔ついてなかった?」


第2投:チサト


チサト:「よーし!このボールに“破魔矢”つけてみた〜♡」


(ズバン!→ストライク!)


副部長:「完全なる“祓い投げ”。ピンの魂が浄化された音が聞こえました」


ひとり:「そういうの、音で表現できるんですか……?」


第3投:ひとり(震えながら)


(投球前に背後から「がしゃん…」という音)


ひとり:「あの音……私の心臓の音かも……」


(投げる→途中で止まる)


レナ:「ボールが……途中で止まった……まるで誰かが“引き留めている”ような」


伊達:「もうやめようぜ!? なぁ、深夜に投げるもんじゃねえよ!」


第4投:部長(異様に気合)


部長:「ボウリングって、ピンの“気配”を感じる競技なんですよ」


(スッ……スパーン!)


(ピンが倒れる→その奥のカーテンが揺れる)


瑞稀:「空調は停止していました。あれは自発的揺れです」


ボス:「“ピンの向こうの世界”とつながったな」


突如、異変発生:球が2つ戻ってくる


野田:「ま、待ってください……1人1球なのに、今レーンから2球戻ってきました……」


富澤:「しかも1つに……“名前”が書いてある。『サエキ・ヒトシ』……誰?!」


副部長:「昭和58年、ここで亡くなった店員の名前です。ピンの整理中、後ろから……」


(全員凍りつく)


その時、チサトが笑いながら突撃


チサト:「ちょっとぉ!その人、ボウリング愛しすぎて戻ってきたんじゃない? じゃあ一緒に投げようよ!」


(チサト、“霊球”で再投球→ピンが10本以上倒れる)


レナ:「いや、今……レーンの奥に……1本多かった」


伊達:「誰かさ……スコア表に“11ピン目”って書いてなかったか?」


閉幕:全員、黙ってスコア表を眺める


(ボスがスコア表を指差す)


ボス:「ここ。“最終フレーム”、全員のスコアが同じ『66』になってる。誰が記入した?」


(沈黙)


帰り道、だれも話さなかった。


笑い話にできるまで、あと数日かかった。

ただ、ひとりだけ――


瑞稀:「あのスコア、“6が3つ”になると“666”……つまり悪魔の数字……」


野田:「もうやめてください!!!!」

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