ボーリング プロボウラー・大城仁、魂の投球レッスン編【第2回:中級編】
Scene:ボウリング場・再集合(朝6:50)
野田(泣きそう):「また来てしまった……朝のボウリング場という空間に、正気は存在しない……」
富澤:「なんでまた早朝!? ボウリングって、午後から始まる娯楽じゃなかったの!?」
瑞稀(ノート片手):「仁氏の行動パターンから推測するに、“疲れていない午前が最高のフォーム育成時間”らしいです」
ひとり(壁に貼り付いて):「この匂い……ワックスの匂いが……もう逃げられない……」
仁、今日も無言で登場(ボールバッグを8個持参)
チサト:「やっほー仁さーん♡ 今日は投げる? 投げていいの???」
仁(低く):「……選べ。球を、選べ。
今日からは“ボールの人格”と会話しろ。お前がどんな球に支配されるか、試される日だ」
レナ:「支配関係なんですね、やはり。ボール→人間。了解しました」
圭介:「おいおい、物理じゃなくて心理戦かよ……マジでどのボールが俺に恋してるの?」
Scene:ボール選びの儀式
仁:「そこ。お前には赤。攻撃性が似合う」
チサト:「やったー!私ってば燃える女!」
仁:「そこの眼鏡。青だ。冷静沈着、知能型」
瑞稀:「IQがバレてる……!」
仁:「そこ。ピンク。怠惰な精神には柔らかい球で“共に堕落”させる」
ひとり:「はい……ありがとう……これが私の魂の重さですね……」
野田(ガタガタ震える):「私は……この“模様が歪んだ球”を選びました……ボールが私の人生を見て笑ってた気がします……」
レッスン開始:人格と球の一体化
仁:「ボールの性格と、お前の腕力、気質、憎しみ。全て一致すれば、初めてピンは“納得して”倒れる」
リョウ:「ピンに納得……? 倒れる側にも尊厳があるんだな……深いな……」
副部長:「仁氏、もしや“ピンの尊厳主義者”……?」
部長(静かに):「これはもうスポーツではない。宗教的儀式だわ」
試投タイム:カオス全開
伊達(フォーム完璧):「投げるぞ……」(ズザァァッ…ボールがコースアウト)
仁:「足が早すぎる。“球より先に未来へ行ってる”タイプだな。スピードを削れ」
アイボー:「回転数:13.7rps、速度:22.4km/h、角度誤差:1.1度……」
仁:「……人間じゃねえな」
ボス(仁に近寄る):「次、あたしでいい?」
(勢いよく投球→ストライク)
仁:「……それでいい。殺気があった」
圭介:「え、何この人。戦闘民族の女王?」
事故続発
夏美:「ひとりちゃんの球、途中で方向変わったよ!?なんであんな曲がり方したの!?」
ひとり:「たぶん、気が変わったんだと思う……ボールの」
富澤:「私の球、ピンにぶつかる直前で静止したんだけど!? なにこの呪われた球!」
仁:「それは“悩んでるボール”だ。投げ手の迷いが転写された結果だな」
レナ:「私は迷いません。迷いを持つのは、ピンの側です」
副部長(唸りながら):「まるでエヴァに乗る訓練を受けている気分だ……」




