ボーリング はちゃめちゃ奇想天外!サークル初のボーリング大会」
Scene 0:ある日、部室
チサト(テンションMAX):「なーなー!今週末、みんな空いてる?サークルの初イベント、やっちゃわない?」
レナ(たきな):「活動目的が未定の状態でイベントだけ先行するのは、非効率です」
チサト:「固いこと言わないの〜!やるのはね……ボーリング!!どぅーん!」
富澤:「え、ボーリング?ダーツとかじゃなくて?」
野田(真顔):「……私、ガーターを愛しています……ピンが怖い……」
リョウ:「ああ、それいいね。ピンを倒す音、結構好き。…うるさくて」
瑞稀:「物理現象としては、球体が斜面を転がる運動に加え、質量の異なる対象を破壊する機序がある。見届けたい」
ひとり(膝抱えて):「ガーターって…安心するよね……何も倒さなくていいから……」
伊達(淡々と):「俺、たぶんマイナス叩くけど…まあ、行くよ。そういうノリ嫌いじゃない」
圭介:「カメラ回していい?“大学生、ピンに散る”ってタイトルで」
夏美:「いいじゃーん!チサトちゃんがピンに体当たりして、ボールじゃなくて本人がストライク出すやつとか!」
副部長(静かに頷きながら):「すべて記録しておこう。これは後の“ゼロ号事件”として後世に語られることになる」
部長(やや達観した様子で):「じゃあ、今週末。ボールを手に、ピンの城を攻め落としましょう」
Scene 1:ボウリング場、混沌の幕開け
店員:「お客様、レーンの使用はお一人1ゲーム3回までとなります――あっ!?」
チサト:「いけえええええええええッッ!!!!!!」
(助走で7歩滑走、ジャンプ投球、空中で回転)
レーン全員:「……なんで回った?」
レナ:「明らかに重心移動が破綻していました。今のは“跳投”です」
野田(涙目):「ボールが……返ってこないんです……怖い……ピンたちがじっと見てる……」
富澤:「……返ってこないって、ボールが? どこ行ったんすか……?」
店員(悲鳴気味に):「す、すみません!! ボールが機械の裏に迷い込みました!!い、いま取り出します!!」
リョウ:「球に意思があるのかもね……人間界から離脱したいって」
Scene 2:理論派と本能派の衝突
瑞稀:「理論上、ピンは約4.5度の角度で回転を与えることで最大効率で崩壊します。よってこの角度で――」
(投球)
**ガーター音・ど真ん中でコロコロ…)
伊達:「……理論の暴力、敗北したな」
たきな(レナ):「私はフォームだけならプロです。手首のスナップを回転半径に変換して――」
(ストライク)
全員:「!?!?!?」
チサト:「えっ!?レナちゃん、何者!?!?」
レナ:「ピンは敵ではありません。的です」
野田(床に正座):「……ひとりだけ言ってることの意味が分かるのに、全然ついていけない……」
Scene 3:ピンに勝てぬ者たち
ひとり:「……私、ボールに好かれてない……多分……」
圭介(カメラ回しながら):「投げてから謝るのやめようぜ。“ボールくん、ごめんね”って…逆に怖い」
夏美:「ってか、あたしの投球どうだった?あのピンだけ残るとかマジどんな呪い?」
副部長:「あれは…通称“お情けピン”。ボウリングの神が“また来い”と囁いた証」
部長(ストライク→両手開いて深々と一礼):「……本日も“倒れてくださり”ありがとうございます」
チサト:「部長…なんかピンと交信してない?」
Scene 4:試合終了後
(全員、スコア表を眺めて沈黙)
ひとり:「……スコア20点って、存在するんだね……」
野田:「私は……ピンに嫌われました。彼らの圧力が……」
富澤:「私ら……何しに来たんだろ……遊びに来たよな?なのに“敗戦”って単語が頭に浮かぶの、なに?」
チサト:「……わかった。これは、もう“修行”なんだよ。ピンを倒す修行……!」
レナ:「なら、教官が必要です。技術的指導がなければ、これ以上の成長は困難です」
伊達:「真面目か」
圭介:「いや、でもさ……“プロの指導”って、ちょっとロマンあるよな」
副部長(すっとスマホを出し):「実は……もう手を回してある。伝説の300点男、“大城仁”。近日中に招聘可能」
全員:「は!?」




