パラグライダー 「話の流れでパラグライダーをやることになりました
舞台:学食テラス、昼下がりの雑談
季節:初夏、風強め、蝉うっすら鳴いてる
scene 1:学食テラス、唐突な発言
チサト(丼をかき込みながら):「ねえねえ、みんなさ……一回くらい空、飛んでみたくない?」
野田(箸を止めて、震えながら):「空って、あの空ですか? 空の上ですか? 飛行機じゃなくて自力で?」
副部長:「“飛ぶ”という行為は、古来より“脱俗”の象徴であり、精神的昇華を意味する……」
富澤:「ねぇ、それ具体的に何する話っすか。まさか、また変なフィールドワークとかじゃないよね」
たきな(スマホで検索しながら):「長野県に民間パラグライダー資格取得コース、全3日間。学生割あり。…悪くないですね」
scene 2:盛り上がる人、警戒する人
チサト:「空ってさ、“誰も邪魔しない場所”なんだよ。わたし、空に行きたい!」
ひとり:「私は……地上で大丈夫です……」
リョウ:「でも空から見ると、地上は“関係ない”場所になる。あんた、それ嫌いじゃないだろ?」
ひとり:「……それは、ちょっと、わかるかも」
scene 3:それぞれの“飛びたい理由”
圭介:「いやでも、空ってロマンあるよね。こう……いろいろどうでもよくなる感?」
夏美:「うわそれわかる〜。あとSNSで“空飛んでみた”って書きたくない? エモい!」
瑞稀:「わたしは“無音”の空間が見たい。風しかない場所って、存在してるのかなって思って」
伊達:「資格が取れるなら合理的だ。あと、話のネタに最適だろうな。何より……“落ちても自己責任”っていい言葉だと思わない?」
scene 4:なぜか強制参加の流れへ
ボス(静かに飲んでいたコーヒーを置く):「……参加者、12名。俺たちのグループ全員ってことか」
亀田:「待って待って待って!? 私ひとっことも“やりたい”なんて言ってないよね!? 髪、風でなびいたら帰るからな!!」
アイボー:「“飛行”とは物理的移動と精神的変化の両方を意味します。データによると、初回参加者の90%が“泣く”らしいです」
副部長:「泣くのは素晴らしい。涙は地上の重力を知る最後の行為だ」
scene 5:なぜか予約ボタンが押されていた
たきな:「先ほど、申し込み完了しました。宿泊付き、学生割引適用。2泊3日、インストラクターは“神嶋浩二”教官です」
富澤:「早すぎる!いつの間に!? そういうのは一回“全会一致”ってやつにしようよぉ!」
チサト:「だって富澤ちゃん、さっき“人生変わる体験したい”って言ってたじゃん!」
富澤:「言ったけど、それ“スイーツ巡り”とか“キャンドルヨガ”の話だったからぁ!!」
scene 6:最後に一言ずつ(飛ぶ動機)
•野田:「とりあえず……教科書読んできます」
•副部長:「我々が飛ぶのではない。“重力”を理解するのだ」
•部長:「着地までが空だ」
•チサト:「空飛んでる私、絶対かわいい!」
•ひとり:「空で……何か見つけられるかな」
•たきな:「風は、データではなく“体で感じる”らしい。試してみたい」
•瑞稀:「“音がない世界”が、ずっと見たかった」
•圭介:「たぶん死にはしないから、行こうぜ」
•夏美:「バズるなら、空しかない!」
•伊達:「合理的じゃない選択も、人生に必要だ」
•ボス:「空は、言い訳できない場所だ」
•リョウ:「重力、今日だけ忘れてみるか」
•富澤:「誰かあたしの骨拾って帰ってね!!」




