F1 2021年アブダビGP最終戦、ホンダの“最後の勝利”と“伝説の1.5周防衛戦”
(鈴鹿の裏施設。モニター前で静かに作戦を練る圭介、夏美、ひとり)
圭介「……これが、ホンダの最後の週末だ。最後に“力”を見せるなら、ここしかない」
夏美「RA621Hの出力制御、ラスト3周で“解放状態”に移行可能! でも――」
ひとり「でも、タイヤが……ソフトで間に合わないかも、です……!」
(そこへ、ピットから戻ってくるチサト)
チサト(ニヤリ)「いいねぇ、命がけの勝負ってやつじゃん。そういうの、大好物なんだ」
【Lap20:たきなの覚悟】
(レース中盤。レナ=たきなはステイアウトを命じられる。前方からハミルトンが迫る)
無線:
「レナ、チサトに時間を稼いで。抑えて……お願い」
レナ(短く)「了解」
(ターン6。ハミルトンが近づく。たきなは冷静にラインを変え、外からの侵入を“寸止め”で封じる)
シュタルク(実況)「抑えている!たきなが“ブレーキポイント”を狂わせて、ハミルトンが踏み直したぁ!」
フェルン(冷静に)「これが戦略的ブロック。“壁になる覚悟”が、チームを勝たせる」
【Lap22:チサト接近】
(モニター前)
夏美「…8.0秒差だったのが、今は……1.6秒!? ありえない!」
圭介(タブレットを叩きながら)「ERS、出力解放可能域に到達。フルデプロイ準備」
ひとり(震えながら)「これ、1周だけなら……RA621H、最大解放できます……!」
【ファイナルラップ:サクラ支援センターの決断】
(ラティフィのクラッシュ。SC導入)
ひとり「ラストチャンス……ですっ。チサトに、ソフト履かせて、フルパワー……!」
夏美「マッピング、上限値までOK。燃料マージン、あと2.1kg!」
圭介(無線ボタンを押す)
「チサト。ブーストモード、いける。レブリミットは気にするな。……壊れてもいい。今この1周、勝て」
チサト「いいね。最後は、派手に決めるよ!」
【ターン5:オーバーテイクの瞬間】
(後ろから飛び込むチサト、ハミルトンのインにねじ込む)
チサト「せーのっ!――って、予測通り来たね。悪いけど、ここ、通行止めだよ」
(クロスライン。DRSゾーンで差を縮め、次のターンで完全制圧)
フェルン(実況)「抜いたぁ!チサト=マックス、ハミルトンのインを突いた!RA621Hが咆哮している!」
【チェッカーフラッグ:ホンダの勝利】
(チェッカーを受けた瞬間、全員が絶叫)
圭介(初めて声を荒らげ)「やったあああああ!!!」
夏美「ホンダ、最後に伝説を刻んだ!!」
ひとり(泣きながら)「チェコ……じゃなくて、レナのブロックがなかったら……勝てなかったですっ……!」
チサト(無線)「みんな、ありがとーっ。めっちゃ楽しかった!」




