目標設定
家に帰り、おえまでの事を親に話すと、
「自分の人生だから一度自分で考えて、決めてから話にきて。
虎影も好きにさせてるし大谷さんも凄い人の様だし、取り敢えず高校に行く事が決まればと思ってたから、お金はユーチューブで稼いでるからかなりあるから心配いらないし、未成年だから親の責任あるから相談、報告はしてもらわなあかんやろうし、親が着いて行かなあかん事や書類に書かなあかん事も沢山あるやろう」
「分かった。近々、兄貴が『帰って来る』って、ラインがあったから相談するわ」
「お父さんが事故のせいで、こんなになっているから保護者が必要な時は私が付いて行くから。あなた達は自分の好きな事をしていけばいいと思う。
そっちの世界の事は全く分からないから虎影と相談してから大谷さん話したらいいと思うよ」
3日後兄貴が帰ってきてくれた。
「大谷さんに会いに行った時に俺も行けなくて悪かったな、スケジュールが合わなくて」
「うん。東京駅まで車で送り迎えしてくれたから良かったよ。大阪より遥かに高層ビルが多くて驚いた」
「そうだろう。大谷さんの事務所は自宅兼事務所にしていて高級住宅地にあって、東京、品川駅からだと2回乗り換えないと行けないし、駅から歩いて十数分かかるからな」
「うん、兄貴が言ってた通り凄く良い人に感じたよ。それから『標準語じゃなく大阪弁をしゃべろよ』っていわれたよ」と笑い、目標の事を話した。
「俺は将来、国会議員になりたいと持っている。
この国を良くしたいとかじゃなくて、楽して稼げて国会議員特権も沢山あるし、票を取ればバカでもなれる職業だからな。
今は昔よりもタレント議員は減っているけど、世襲議員(2世3世)の一般常識を知らない庶民とはかけ離れた生活をしてる奴らが大半だろうし、法律を作るのが仕事の国会議員の奴らの中で一般常識があって庶民を生活を知っていて、法律の事を知っている奴らが何人いているのかと考えると、ゾッとする。
被選挙権年齢に達した時に、どこかの党から比例代表で出馬をすれば当選はするだろうけど、若い間はスキャンダルが表に出ない程度に遊びたいし議員になるより稼げるだろうし、馬鹿な国民に選ばれたタレント議員と思われたくないから40歳位でニュース番組のキャスターとして出れるようになってから数年後に出馬しようと思い描いてる。
「そうか、凄いな兄貴は。ちゃんと先の事を考えてるんだな」
「まあな、龍一も政治家を目指せばいいんじゃないか。
今はSNSを使って選挙運動をする時代だし、ネットで稼いでる馬鹿な奴でも選挙に当選する時代になって来るだろうからな。もちろんタレントやネットで活躍してる奴らの中でも、とんでもなく優秀で凄い奴もいてるけどな。
龍一は学力があるから、頑張って勉強をして良い大学に行ってから被選挙権年齢に達した時に出馬したらいいんじゃないか。いつまでも今のネタのユーチューブを続けられないだろうし毎日投稿するのも大変だろう。
内はオトンが交通事故にあって左半身麻痺と高次脳機能障害(脳の損傷による精神障害)になって、オトンの面倒を見ながら俺たちの事もしてるからオカンがたいへんだろうから、俺達が早く自立してオトンやオカンの役に立つようにしないとな]
「確かに、その通りだと思う」
「東京に来たら俺と一緒の高校になるしな。芸能コースのクラスだからとてつもなく可愛い子や綺麗な子が多くて、男女交際禁止にしてる事務者が多いから遊びでSEXをしても他言される事はないから楽しいぞ。一学年違う先輩や後輩もいてるし、容姿に関係なく凄く性格の良い子もいてるし、芸能コースには色々な子がいてるからな。
内の事務者はスキャンダルを出さない様に凄く可愛い子や綺麗な子などを雇って、タレントのSEXの相手をさせてるから。その子らを雇う時に(タレントとの交際や肉体関係を持ったら高額な損害賠償を請求する)と言う契約を交わしてるらしいから、その子らとは安心してSEX出来る。タレント好きな女子が多いから次から次へと集まってくるから、それはぞれで楽しいしな。
女子だけじゃなくて、女のトレントにあてがうイケメンの男子や同性愛者のための美男美女もいてるらしい」
「本当、凄い世界だね。楽しみだよ」
「こっちに来たら俺も色々教えるけど、大谷さんがいてたら安心だと思うよ」
「そうか、ありがとう。
目標は決まったとして住むとことか決めないといけないし、学校の事もあるからオカンには迷惑をを掛けるけ、出来る限り自分の事は自分でしようと思ってる」
「分かった、俺に出来る事があったら協力するからな。
今度東京に来る時は俺のオフの時に合わせてくれ、会わせたい奴らもいてるし、ユーチューブで宣伝してくれた人達にも挨拶とお礼は言わないといけないからな」
「そうだよね。
金は結構稼いでるから、何か買って持って行くよ。何が良いかを、聞いておいて」
「分かった、それとなく何が喜ぶのかを探っとくよ」
「ありがとう。高校に受かったら兄貴の後輩になるからよろしく。それから大谷さんが『標準語じゃなく大阪人やったら大阪弁を喋れ』と言ってるから、これからは大阪弁で話すようにするから」
「そうか、俺もつられて大阪弁を使う事があると思うけど、学校の関西の奴らと話す時は大阪弁を使う時があるから大丈夫だろう。これから色々大変だろうけど困ったことがあったら連絡しろよ。手伝える事は手伝うから」