入学
卒業式が終わり外に出ると多くの奴らが集まって来て、女子からはボタンなどをせがまれて、色々な奴に「電話番号を教えてくれ」と言われ、「事務所から『電話番号は教えるな』といわれてる』と断り、ラインの交換をして、(後でラインIDを変えよう)と思った。
「卒業式の5日後に記者会見をするから」と、大谷さんに言われていたので翌日に東京に向かった。
家に着きYouTubeの撮影をしながらゴットと遊び、記者会見の打ち合わせをするために事務者に向かった。
事務者に着き、マネージャーと話をしていると大谷さんが入って、て打ち合わせが始まった。
大谷さんが
「映画の話をしてから龍一の事を紹介するから。こっちで話す内容を考えとくけど、龍一も何か考えとけよ」
「分かりました」
「記者会見が終わったら積極的に俺のバーターとしてテレビなんかに出てもらうからな」
「え、はい。分かりました」
「YouTubeやってるから、ある程度は喋れるやろう」
「初めは少し緊張するかもしれませんが、大丈夫だと思います」
「そうか、頼もしいな、頑張ってや。出来るだけフォローするからな」
「はい」
「それから学校の事やけどな、かなり癖の強いメンバーが集まってるらしい。今年3年になる奴らにも気いつけなあかんから、何かあったら言って来いよ」
「はい、分かりました」
「入学式には、オカンは来るんか」
『オトンの事があるから、別にこんでもいい。兄貴もいてるし』と、言ってます」
「そうか俺が行ってあげたいけど、俺がいったら色々と面倒くさい事になるかも知れんから、悪いけど行くのは辞めとくわ」
「大丈夫です、兄貴もいてるし。ありがとうございます」
入学式の日がきて、会場に入ると普通科などの人達と一緒で普通の学校と同じ様な入学式に思えた。ただ、明らかに俺たちのクラスだけ毛色が違って見てた。
入学式が終わり、教室に入った。
学校の中も普通科などの科と一緒で、普通の学校と変わらないないように思いながら周りを見渡すと、スゲー可愛い女子がいてテンション上がった。男子でもテレビで見た事がある子がいたが、兄貴や大谷さんも有名人だったので男子にはテンションが上がらなかったが、1人、不良に見える奴がいて中迫だろうと思いながら兄貴に教えてもらっていた男子を確認した。
しばらくして担任がきて、挨拶と自己紹介をしていき、その日のホームルームが終わった。担任が
「三年の生徒3人が、『話したい事や、聞きたい事があるから』と言っているから、もう少しだけ教室に残っていてくれ」と言って教室を出て行き、3人の男子が入って来た。
井中と村田はテレビで見ていたので直ぐに分かった。もう一人は、見るからに不良だったので金城だと察しがついた。