二回
どっかでこんなブログみたな…。
小説じゃなくなってきたかも泣
………………………………………………………………………………ガタン…………………プシュー………………………………ガガッ……あり……………いま…た……にい……にい………お足…………ま…た………………………………………………………………。
すっかり熟睡してしまった僕は、いつの間にか隣に座っていた親切な中年女性に頬を叩かれ、ようやく目を覚ました所が終着駅だった。(兄ちゃん、起きなと言うから、初めは弟かと思ったのだが。)
はっとして確認した腕時計の短針は、すでに正午を過ぎている。
僕が乗り継ぐ予定の列車はすでにホームに待機している時間だから、少々急がないと間に合わない。
方面は同じでも、あんな田舎町まで進んでくれる列車は数時間に一本だ。
僕は親切な中年女性にお礼を言って、荷物も持たずに飛び出したところをまた引き留められた。
口からも涎が垂れてるらしい。
どこの間抜けだろうか。
荷台からスポーツバッグをずり降ろし、涎を拭って、親切な中年女性に再度お礼を言ってエスカレーターまで駆けた。
エスカレーターを歩いて降りながら、まさかあの女性の肩を枕にしていたんじゃないだろうか、なんて考えが浮かんでしまったが、
とにかく必死だったので引き返して謝るのはやめておいた。
彼女の服の不自然に濡れていた部分、まるで唾液が染み込んだような円形について他の理由を考えていると、
無意識ながら両足はホームに着いていた。
いつ改札を通ったのだろうか。
片手には切符も持っている。
間もなく出発とのアナウンスが響くので、とりあえず列車に乗り込んだ。
列車が田舎行きだからか3両編成だからか知らないが、座席は割と空いていた。
僕は荷物を置きたかったので、空いているボックスを探し、そこに座った。
後ろの席では女子高生の賑やかな声が聞こえていて、もし車内で勉強をする人は移った方が良さそうだったが、僕にはその必要は無かった。
つい3時間前に母親によって荷造られたバッグの中身は何だかごちゃごちゃしていて、母さん、俺、姉ちゃんのパンツは履けないよ、といった具合だったが、それまで常時入っていた一切の勉強道具が抜かれていた。
リスニング用のMDプレイヤーまでいじられている始末だ。中はしかし、洋楽で、細かい気配りをされている気がした。