表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
てちゃんのしろ  作者: おはぎ
7/54

第7話 ユーレイ

村探しは困難を極めた。


辺りは怖い程何も無いからだ。


「おかしいな、村は沢山あるはずなのに」


「ユーレイの国に来ちゃったんじゃない?うわー怖い!」


ミリアが脅す。


「や、やめてよミリア…!ひいぃ…!」


効果は抜群だ。


「アアア…」


何者かの声がする。


「ひっ!ユーレイ!?」


「まずい…早くここから出ないと帰って来れないかも…!」


ミリアがもう一度脅す。


「もう、怖いからやめて!」


ハルカは怖くて震えている。


「あまり叫ぶと…」


「ねえ、やめてって言ってるのになんで言うの!」


「ちょっと、喧嘩は良くありません」


「もう知らない!」


ハルカは怒ってどこかへ走って行ってしまった。


「ハルカあぁ…行かないでぇ…」


ミリアは物理的にふにゃふにゃになってしまった。


「大丈夫ですか…?」


「はっ!?い、今のは私じゃないから!ユーレイが操ったの!」


レイアは信じてあげる事にした。



二人がハルカを探す。


「さっきのは私じゃないからね!」


まだ言っている。


「はい」


「違うんだからね!」


「分かりました」


こんな会話が10分も続いた。


「信じてくれた?」


「…はい」


レイアはとても疲れた。



「暗くなったね」


「ここで寝ますか?」


「うん」


雑草畑にふかふかおふとぅんをlayして、この日は終わった。


布団は魔法で出し入れしている。




「アアア…」


「わっ!」


ミリアは幽霊の声で目が覚めた。


「なんだ…?ここは本当にユーレイの国なのか?」


(だとしたら、私達はユーレイの国、つまり死者の国にいるって事だ…まずい、逃げないと!)


「ハルカ…!死ぬな!」


二人は飛び起きて走って行く。




 2時間後


「ミリア!」


「ハルカ!良かった!」


ハルカが無事に見つかった。


「生きてて良かった…」


三人は出口を求めて歩き出す。


「出口ってどこにあるんだろう…」


「あ、あった!」


それは大きなブラックホールのようなものだった。


「入ってみよう」



出た先は、闇に包まれた王国だった。


「な、何!?」


「王国が…!」

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ