最終回 輝ける明日へ
「ウニャウニャニャ…」
「ねえ、テくん!このてちゃんはなんて言ってるの?」
「食ベ物ガホシイ、ダッテ」
私はハルカ。普通の村の普通の住人。
小さい村だけど、ここには"夢"も"希望"も沢山ある。
私は小さな村、メロディで産まれた。
産まれた時は普通の子ども。
でも6歳くらいになってから、少し魔法が使えるようになったの。
最初はテレパシーだけで、だんだん力が強くなってきて…ついにエアコンを触らず持ち上げられるように。
あれ?これって魔法じゃなくて超能力?
ま、同じようなもんでしょ。
でもここからが魔法なの!
最近になってから雷を落とせるようになった。
雷って言っても、静電気みたいなもの。
だからチクッとするだけで、敵を倒せるわけじゃないんだ…
スライム狩り、したかったなー…
この世界にはいないけど。
村は活気で溢れている。
「こんにちはー!」
ほら、元気な挨拶が聞こえてくる。
「おお嬢ちゃん、まんじゅう食べていかんかね?」
「食べます!ありがとうございます」
このおじいさんはいつも何か食べさせてくれる。
くれる食べ物がすごく美味しいからだ~いすき!
「ハルカ、行ってらっしゃい。気を付けてね」
私は女王様の治めるパルタ王国に旅に出た。
…道中色々な事があったけれど、無事到着!
それからも色々色々楽しい事があって…!
女王様と、とっ~ても仲良くなったある日!
「テルカって名前から取って…てちゃん…って呼んでいい?面白いから!」
「ふふ、いいですよ」
「今日からパルタ城は…てちゃんのしろ、だね!!」
ハルカとテルカの微笑ましい会話と、平和な日々はいつまでも続いた。
「こんなやり方で良かったのか…?」
「みんな幸せに暮らしてるし…ハッピーエンドってことで、良いんじゃないかな!!」
「ね、私に任せておいて、正解だったでしょ!」