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てちゃんのしろ  作者: おはぎ
11/54

第11話 破壊と創造の力

ラフィンが仲間になった後、ハルカが女王を起こす。


「起きた!女王様!」


「…来ないで!」


女王からまた闇の力が溢れ始めた。


「そ、それは…!?」


「これは、お母様から受け継いだ、忌まわしき破壊の力…」


破壊の力とは、その名の通り何でも破壊できる力である。


(なんでそんなもの受け継いだのかな…)


ハルカは思ったが、口に出さない事にした。


「この力をなくす薬草が無くなってしまい、こんな事に…」


「じゃあ、私達が取って来ます!」




ハルカ達は山に薬草を取りに行った。


「薬草を作る神様が女王様のお父さんなんだね」


「神様がパパってびっくり」


「じゃあ、お母さんも神様なのかな?」


ハルカ達が楽しそうに喋りながら、山道を登る。



山の中腹辺りで、大きな鳥に出くわした。


「道開けて~」


鳥は道を塞いでいる。


「プラテナリクテンダ!」


ハルカが容赦無く鳥に魔法で攻撃した。


「コケーッ!」


鳥が道を開けてくれた。


「鶏かよ!」


ツッコみながら、頂上まで山道を進む。




頂上に着いた。


一番高い所に、一つだけ草が生えていた。


「これが薬草…!」


「ただの雑草みたい…!」


ハルカが摘み取る。




薬草を持ち帰り、女王に渡した。


「ありがとうございます!」


女王が薬草をそのまま食べた。


(そのまま食べるんだ…)




お礼に女王が部屋を貸してくれるそうだ。


「広ーい!」


「こんな所…本当にいいのかな」


中は凄く豪華で、凄くすごかった。


まるで一つの家のようだった。


「さー寝よ!」


ラフィンがベッドにダイブする。


ラフィンは全員に言われた。


「まだ夕方だよ」



「もう夕方だよ!」




女王の過去を知る者は居ない。


女王は過去を誰にも話さないからだ。



テルカ、それは女王の名前。


父が付けてくれた、縁起の良い名前だ。



数万年前、テルカは不老不死の神の子として産まれた。


テルカは両親にとても可愛いがられ、優しい子に育った。



だが、戦争によってテルカは両親と引き裂かれてしまった。


その戦争で滅んだ王国の名は、プレテキテラ。



テルカは父から受け継いだ力で王国を造った。



その王国は、今も多くの民が暮らしている。

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