♢ 最終章 えぴろーぐっ‼ ♢
コツコツコツ。
先生が黒板にチョークで書く音。
「天界と地上のじ…んは少し…。」
眠気に襲われ、羽ペンでぐじゅぐじゅの線が描かれる。
口からはよだれ。
頭の中は妄想中。
(今日の夜ご飯なににしよっかなー。)
キンコーンカーンコーン、キンコーンカーンコーン。
授業の終わりを告げる教会の鐘。
鐘が鳴れば昼休み‼のはずだったんだけど…。
なぜか呼び出されるあたし。
「はいっ、今日はここまで。あっ、アリアさんは残ってくださいね。」
「私は特に用はないんですけどね。これを渡してくれと…。」
渡されたのは白い封筒。
開けてみると…。
(放課後、お庭で待っています)
の文字。
誰からだろっ?
階段を下り、西洋式の庭園を目指すアタシ。
と、途中の階からマリアがおなじように、階段を下りていく。
「あれっ?マリアも…?」
「もしかして…。アリアも…?」
手に持っているのは同じ手紙。
「誰からなんだろうね?」
「さあ?」
とりあえず、いつものお庭に降り立つあたしたち。
東屋には紅茶を手に持った位の高そうな天使様。
こちらを向き、にこり。
「よく来ましたね。さ、どうぞ。」
「あっと、自己紹介がまだ、でしたね。私、大天使のミカエルと申します。」
「ミカエル様⁉」
顔を合わせるあたしたち。
ミカエル様と言ったらひとりしかいない。
「それで、お二人にお願いなのですが…。」
「ぜひ、地上の冒険のお話を聞かせてはもらえませんか?」




