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タクシー運転手の夜話  作者: 華岡光
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50/155

case6

さっきと違い俺は眠気が無くなって、うたた寝みたいな感じで寝てたんだけど、しばらくしたら、また聞こえちまった・・


「うん?やっぱり隣に2人いるな!!」


今度は男の声もはっきり聞こえてきて、女の子と口論してるんだよ。俺は壁に耳をそっと当てて聞いてみたんだけど、何か赤ちゃんがどうたらこうたら女の子が言ってて、そしたら男がこう言ったんだ。


 "海に投げ捨ててこい"


こいつはもう犯罪事件だと思って直感でやばいと感じ、俺はフロントに電話しようと思ったけど、声が聞こえたらトラブルに巻き込まれちまうと思って、そのままドアを静かに開けて、長い廊下を駆け抜けて、エレベーターに乗り込み1階にあるフロント事務所まで急いだんだ。

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