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タクシー運転手の夜話  作者: 華岡光
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case1

 「ここに行けばいいですね?分かりました。」


で、私は約40分もある山の中にあるその会社まで行ったんですが、道中にこのお客様が一言も話さないんですよ。私は気を使って、あまり話すのが嫌いなお客様なのかなと思ってあえて私も黙ってました。で、時折ルームミラーでお客様の顔をチラッと見たりするんですが、これがまた不気味でね。もう青白い顔で、口元だけ何かうわ言のようにぱくぱくと動かすんですよ。虚な目でね。


 そして、とうとう山の中のその住所の近くに着くんですが、周りは荒れた雑林でね。建物なんてどこにもありやしないんですよ。


「お客様?住所はこの辺りで宜しかったですかね?」


私はお客様に聞いたんですよ。

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