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タクシー運転手の夜話  作者: 華岡光
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34/155

case5

その滝てのはあとから聞いた話しなんだけど、戦国時代にその城が敵に囲まれ逃げ場を失った多くの武士の妻や子供、年老いた両親に、傷を負った武士、そして生き恥をかきたくない生き残りの立て篭もった武士達が、その滝で命を自ら絶った場所らしいんだよ・・


俺はその話をあの出来事の後の原因不明の高熱が数日続いてた時に俺を看病してくれた嫁さんから聞き、俺は必死に心の中でその亡くなった多くの城の人達を想い成仏してくれとひたすら心の中で祈ってた。嫁も塩を脇に置いてくれたり、数珠を置いてくれたりいろいろしてくれたな。嫁さんにその城に夜中行った事を話した時にはやはりて顔してたし、その高熱もあの城に行った事で起きたのかもしれない。


おっと、話しが逸れちまったな。続きの話をしよう。それでな、その客の友人を追って俺もその滝に向かったんだ。

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