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タクシー運転手の夜話  作者: 華岡光
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case1

 「お客様、どちらへ?」


私がそのお客様にそう話すと、そのお客様は私の顔をじーっと見つめたまましばらく無言になるんですよ。あの時のあのお客様の顔は今でも覚えてます。青白い顔で眼鏡をかけて目は心無しか虚でしたね。


 「お客様?お客様??どうなされましたか?行き先はどちらで??」


私がそう言うと、やっとそのお客様が話しだしたんですよ。


 「すまない・・ここに行ってくれませんか・・」


お客様が渡したのは一枚の名刺なんですよ。口で言わないから変だなと思ったんですけどね。その名刺には人の名前と会社名にその住所が書いてあったんですが、この場所がまったくもって不思議なんですよね。だって駅からかなり離れてる上、山の中いや山の近くなんですから。そもそもこの地域だってかなりの田舎ですからね。そんな山の中にこんな深夜に一枚の名刺渡されて行ってくれなんて、もうそれだけで不気味だなーて思いました。

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