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タクシー運転手の夜話  作者: 華岡光
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26/155

case4

しばらくして後ろのお客さんから肩を揺すられ。


 「もう大丈夫だ。あいつら消えちまったよ・・」


お客さんの声を聞いてパッと起き上がり周りを見渡すとその血だらけの人達は消えてました。私はとっさにエンジンをかけたらすぐにエンジンがかかったのでそのまま車を走らせその場から逃げるように立ち去りました。車内ではお客さんも私も無口のまま目的地まで行くとそのままお客さんと別れました。後日タクシー会社で一番長く働いてる先輩にその話をしたら、あの場所は戦時中に米軍の激しい空爆で多くの人達が焼け死んだそうです。それでピンときたんです。あの時代遅れの着物姿に水のある場所に集まってきたという理由が・・あれ以来あの場所は二度と通ってません。本当に怖い体験でした。

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