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59話

もしかしたら価値があるかもしれないけれど、鑑定してもらわないとこういうのは価値は分からないよね。3か月待とう。

 それから、糞ドロップ品の宝箱は売らないやつ。えーっと、こっちがカレールーで、こっちが味噌。味噌はもう空だったっけ。もう一度手に入れないと。

「あ、なんだ。鞄の中に残るの少しだ。これなら3か月ギルドで買い取ってもらえなくても何とかなりそう」

 ほとんど私が知ってるドロップ品。

鑑定しなくてもお店の人ならすぐに分かるよね……値段はギルドで買い取ってもらうより高いのかな安いのかな。冒険者がギルドで買い取ってもらうのは、需要がない時期でも最低価格で買い取ってもらえるとか、ちゃんと鑑定してもらえるとか、パーティーで取り決められた分配率でお金を渡してくれるとかいろいろ利点がある。お店側も冒険者から直接買うのは偽物をつかまされるだとかほしいときに欲しい数が手に入らないとか不便がある。んー。とりあえずあまりギルドでの買い取り価格との差があまりにも大きかったら売らずに、そんなに差がなければ売るという感じでいいのかな。

 まずは……。

 親切な店員さんのいる防具屋さんに行こうかな。

 初めてお店に買い取ってもらうんだし、知ってる店の方がいいよね。

 雪平鍋を買ったお店に向かうと、お店の前で親切な店員さんが掃除をしていた。

「ほら、しっかり掃けよ、そこにもゴミが落ちてるぞ」

「ったくお前みたいなクズ店員、掃除からやり直しだ」

「もしサージス様を怒らせていたら店はつぶれていたんだぞ」

 他の店員さんが親切な店員さんを囲んで話をしている。会話の内容までは聞き取れない。

そういえば、小さなお店は店主一人で切り盛りしていることも多いけれど、ここは店員さんも5人くらいいる大きな店だ。

 ぎゅっと背中が震える。

 あれ、もしかして、とても大きくて立派な店で、高レベルの冒険者が使うような店だったんじゃ……。

私のように無能スキルしかなくて低レベルで、しかも冒険者じゃない荷運者が使うような店じゃなかったのかも……。

 それなのに、ちゃんと対応してくれたって考えると、あの店員さんは本当にいい人だったんだなぁ……。

「こんにちは」

 大丈夫。今回は買い物じゃないし、サージスさんたちのドロップ品のことで来たんだし。

 急に場違いな気がして心臓がバクバクし始めたけれど、勇気を出して声をかける。

「あのぉ」

 親切な店員さんと話をしていた2人の店員さん、3人が一斉に振り返った。

 なんだ、このチビみたいな目が私に向けられる。

 ああ、やっぱりそうだ。本来なら場違いだったんですよね。

「はっ、黒……噂の」


平謝り。

どうやら、サブタイトルの番号がおかしくなっているらしい。

ごめん。

なんか、手元の元データの方の番号もおかしくなっていて、どこからどうおかしいのか、そのうち原因究明する。ぐぬ


えーっと、ご覧いただきありがとうございます。

お店に来たよ。

雪平鍋買った「親切な店員さん」のいる(リオ談)防具屋さんだよ。


(´・ω・`)


楽しんでいただけていると嬉しいです。


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― 新着の感想 ―
[一言] 「黒目様の鑑定は絶対」 伝説の幕開けであった……
[一言] 前回分が前々回と同じ57話になっているだけのようですよ。
[気になる点] 1話の短さが気になります。隔日でも良いので、まとまった量を読みたいです。
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