100和
本日2話目
「体重が軽いと、早く走れるようになる?」
「まぁ、重いよりはな、早く走れるようになると思うぞ。もちろんちゃんと体を鍛えればだ」
「体を鍛えるって、どうしたらいいの?」
僕は、戦えないから、防御力を上げようと思った。足が速くなれば、その分素早くドロップ品を拾い集められるはず。
朝も、サージスさんが倒していくのについていけずに、シャルに半分お願いしてしまった。
速く走れるようになりたい!
「うーん、そうだな、毎日走りこむのが基本か?走れないときはスクワットするとか」
スクワット。
その単語を聞いたとたんに昨日のサージスさんの姿を思い出した。
「分かった!僕、ご飯食べながら本を読みながらスクワットするようにするよ!」
体を拭きながらというのはさすがに……だったら、私は本を読みながらスクワットする!
「は?え?」
ガルモさんが首を傾げた。
「ご飯を食べながらの訓練はやめておけ。呼吸も大切な要素だ」
【全集中の……:事情がありそれ以上は言えない】
「力を入れるときには息を吐く、息を止めるんじゃない」
【相撲の呼吸法:立ち合いでぶつかり合っているときにには息を吐く】
「それから、恐怖を感じた時もだ。息を止めては体に十分な空気が行き渡らず思うように体に行き渡らない。訓練をするときは食べながらするよりも呼吸もしっかりと意識するべきだ」
すごい。
「ガルモさん、あの、教えてくれてありがとうございます!」
そうか。
私はサージスさんがS級冒険者だからって、サージスさんの鍛え方が正解だと思うところだった。
シャルも言っていた。食べながらはやめた方がいいって。
もっと、いろいろなことを知りたい。
今聞いたことはサージスさんに教えてあげよう。
そうだ、もっと他に訓練のことも勉強して、自分の役に立つことだけじゃなくて、サージスさんやシャルにも教えてあげられることがあるかもしれない。街に戻ったら神父さんに教えてもらおう。
ああ、やることがいっぱいだ。ううん、違う。
やりたいことがいっぱいだ。
そうか、これが、頑張るじゃない。
役にたつということを考えるとワクワクする。頑張ろうって。自分は無能スキルしかないから頑張らないとじゃない。誰かの役に立てることが嬉しいから。自分が成長できるのが嬉しいから。
「ずいぶん、嬉しそうな顔をしているな」
ガルモさんが私を見下ろす。
「おっと、この山だろう?確か中腹にダンジョンがある。ああ、火の手も上がっているし、あのあたりで戦闘をしているのだろう」
森を抜け、山のふもとに到着したようだ。
どうも。重複投稿中の
https://novelism.jp/novel/mwDIb1pHT_SgJCjvuWOBag/
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(ああああ、今見てきて気が付いたんだけど、投げ銭のことを応援っていうサイトでした。
投げ銭は必要ありません。応援ってそういう意味じゃないですっ。誤解がないように応援になりますじゃなくて励ましになりますと書き替えました。)もう、危ない危ない。
それでもって、ご覧いただいた方たちの励ましのおかげで、日間PV4位になりました。ひゃほーい。……(まぁ、そういう地味に楽しい気持ちになれるサイトです。オープンしたバッカリだからね)
あとがきで遊んでます。
さて、えーっと、うーんと、100和です。話ね。話。
そして、呼吸……ふふふ、流行を取り入れ……げふんげふん、引用レベルだから問題ないにしても、引用するのもはばかられますね。(だから引用すらやめました*念のため補足)
なので、相撲の呼吸法を書いておきましたー。
お相撲さんにも取り組みの時の呼吸みたいなのあるんよー。
さ、番外編リクエストぽつぽついただいているようですが、ロードグリか。
彼らのその後は本編に出て来るんですよね……もうしばらくお待ちください。
本編に関係ないと言えば、ハルお姉さんか、シャルの初恋こじらせ系か、サージスさんの美味しい物食べたい物語か……需要あるのか?!