表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
2/89

2.日本

第一話、どうだったでしょうか

ここから気合いを入れて連続更新する予定なので感想などよろしくお願いします!


 喧騒に、目を開く。

 まぶたの間から覗いた、ネクストマーチではありえない光景に、俺は思わずこぶしを握りしめていた。


(帰ってきた! 俺は日本に帰ってきたんだ!!)


 本当に、つらい日々だった。


 意味も分からず、納得も出来ないまま、過酷な訓練に身を投じ。

 一端の力を手に入れてからは、ただただ魔族を殺し、魔王を倒すために戦い続けてきた。



 ――それも全て、この瞬間のため。



 異世界に行ってからの二年間。

 この日のことだけを思って過酷な日々に耐え抜いてきたのだ。


(ああ、本当に懐かしい……)


 異世界のものとは全く違う、アスファルトで作られた無機質な道路。

 窮屈なほどに密集した建物に、天高くそびえる半壊したビル群。

 それから壊れたビルの隙間から立ち上る煙……。


(……って、ビルから煙!?)


 何かがおかしい。

 いや、何もかもがおかしい。


 異様に赤い空。

 家の中のはずなのに、妙に風通しのいい空間だってそうだ。


(ここは、本当に……)


 しかし、俺の思考を妨げるように、背後からぬうっと巨大な影が差した。

 嫌な予感を感じて、振り返る。


「……は?」


 口から、間抜けな声が漏れた。

 振り向いた先にいたのは、現代日本には絶対にいない、いてはならないはずの存在。


「巨人……?」


 ファンタジーの怪物としか言えないような、一つ目の巨人。


 そいつがさも当たり前のようにそこにいて、俺を見下ろしていて……。

 そして、次の瞬間、


「あ……」



 ――巨人が無造作に振るった人の身長よりも太いこん棒の一撃が、俺を跳ね飛ばした。



評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
成長率底辺のゲームキャラになった主人公が、裏技を使って英雄になっていく話です
主人公じゃない!

書籍二巻、コミック二巻ともに発売中!
二巻
― 新着の感想 ―
[一言] なんか読点多くない? めちゃくちゃ読みづらい気がする。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ