第四回「ツインビーヤッホー」
ツインビーときいて、あの丸っこい機体が浮かぶ人が大多数だと思うが。初期のツインビーにはあのようなキャラクターはいなかった、いや。正確にはキャラクターはいた、ただ。もっとアメコミチックのようなキャラクターで、けっして萌え要素なんてなかった
では、あのようなキャラクターが生まれたかと言うと。KONAMIが当時としては斬新なプロモーションに打って出たのである。そう、「ウインビー国民的アイドル化計画」である
初期のアメコミみたいなキャラデザではなくもっとかわいさを全面に押し出したのである、具体的にはツインビー、ウインビー、グインビーそれぞれにパイロット側にもキャラを付けていったのだある
青い機体のツインビーにはライトという少年を、ピンクの機体のウインビーにはパステルという少女、緑の機体の機体にはミントという未来から来た幼児を
そのパステルに椎名へきるが選ばれ、キャラと担当声優の売り出しに向かっていった、まずはゲームを難しさより簡単にして購入層の拡大。ツインビーというゲームをベースとしたラジオ番組の製作(このラジオは期間の空白はあるもののシーズン3まで続いた)
また、そのラジオ「ツインビーパラダイス」内にラジオドラマを作り動くビジュアルはないものの、当時のヲタ界隈には大変人気作品と昇華した。
さて、ウインビーアイドル化計画だが、結果としては大とまではいかないものの成功に収まった、声優名義ではなくキャラ名でのCD発売ゲーム雑誌の表紙を飾ったりシューティングゲームの枠を超え対戦ぱずるだまとコラボしたツインビー版のぱずるだまを発売するなど活躍は多岐にわたった
ちなみに、椎名へきる以外の声優はというと、いまや国民的アニメのワンピースに数名キャステイングされたりと今もゲームツインビーの声を聞くことは可能である
ちなみのちなみに、このラジオドラマはCD化もされているからブックオフ等でも探せると思う、ドラマ内容はゲームをやっていなくても楽しめる内容にはなっている
むしろコアなファンの語り草としては本編よりラストのキャストクレジットの方を楽しみにしている人も多いと聞く、一般的なキャストクレジットは「キャラ名、名前」と言っていくのだが、ツインビーパラダイスのラジオドラマはクレジット頭に今週のお題というテーマをリスナーから募集して答えていくスタイルなのである。
シーズン最初はみんな真面目に答えていくのだがシリーズも進んでいくと色々変化球な答えが出てくるのである、どなたとは言いませんが大体このコーナーを面白くするのはT中M弓さんやK野Y正さんである。時には収録時のNGについてキャストクレジットでばらされることもあった、有名な話としては、椎名へきるの操縦竿事件である
さて、次回はプロ野球について話したらと思ってるクライマックスシリーズも始まるし・・・寝ろ!!