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詩(短編)

 制限

作者: 少々


 

 可愛げのない言葉だなあって言う。


 ルールに縛られ、交わるそれらに囚われ、しまいには残された自由さえ奪おうとする。


 余ったものくらい、どうせの自分勝手くらい、好きに扱わせてくれやと願う。


 自由なんぞ脆いもんだ。


 すぅぐ誰かがねじ伏せようとする。


 あれ駄目ぇ、これ駄目ぇ、それも駄目ぇ、駄目駄目ぇ。


 削られ削られ削られて、ぽちっと手の平に残るもの……


 顔つき合わせた全てが乗せた、ちっこくって冷めた二文字を転がせる。


 こいつの中には何を詰めればいいのか、どうせまた縛られ、囚われ、奪われ、ねじ伏せられ、削られ、カスを乗せられ、「夢を語ってみろよ」と制限させられる。


 自分のものなのに。


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