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音は心であり、心は重低音を奏でる

作者: りんりん

様々な音が奏でられる部屋の中で、私の音だけは響かない。

私の奏でる重低音は、酷く震えて響かない。

誰と合わせたところでテンポは合わず、メトロノームは狂っていく。狂っていく。

重低音。重低音。

私が響かせた心は、音となって私にだけ届く。

あなたに私の想いが伝わるでしょうか。

いいえ、とスピーカーから返される重低音。

私にだけ伝わる私の音は私にかき消される。


あなたは、あなたは、あなたは。

あなたに届けたいと思ったこの歌は、軽快な音を奏でるあなたには聞こえない。

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