表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
俺は静かに暮らしたい  作者: 俺?誰?何?これ?
第1章:眼鏡の理由
5/23

第1部 帰宅後の呼び出し


次の日、集会が行われた。

流石に昨日みたいな事があったんだ。

当たり前だな。

俺はそう思いながらただ傍観してた。

生徒会役員達は皆別の場所にいる。

だから殆どの生徒がそっちを見ている。

だから校長先生の話を大半の生徒が聞かずに了承したのだ。


俺は思った。

後々後悔しても知らないぞ。。

そして授業が三限目からになったのは良いことだ。


そして昼休み。

俺は何故かまた生徒会室に呼ばれた。


「今日は何で呼ばれたんでしょうか?」

『ただ、一緒にご飯が食べたくてね』

『そうよ。月くんってばあんな場所で一人で食べてるんだもの』

『雪はその場所を教えてくれない。だから月夜教えて』

『そうよ。皆で食べた方が美味しいわよ』

と桜先輩・雪先輩・光先輩・雫の順番で言ってきた。

別に一人で構わないのだが何故俺を誘うんだ…


「今日は仕方なく食べますが次からは一人にしてください。お昼寝の時間もありますので」

『お昼寝?だと?』

『いつも気持ち良さそうに寝てるもんね』

『なんだ?月夜は子どもなのか?』

『お昼寝って言い方可愛いわね』



今日は本当に仕方ないので皆と食べた。

そしていつもの様にイヤホンをつけようとすると


『待て!神楽くん』

「なんですか?」

『なんでイヤホンをつけようとしてるのだ?』

「ご飯は食べましたから後は自由なのかと」

『食べるの早いな。しかし、ただご飯を食べるだけじゃ面白みにかけるだろ。だからお話しよう』

「お話?どんな話ですか?」

『何か聞きたいことはないのかね?』

「お昼寝をして良いですか?」

『それはダメだ』

「じゃあイヤホンつけても良いですか?」

『それもダメだ』

「じゃあ皆さんで話しててください。入れそうな所で入りますので」

『わかった。皆そうしよう』


俺はそう言って一言も喋らず皆の話を聞いていた。

それにしても皆気付かないものだな。

まぁ良い。

このまま時間が過ぎればもうすぐ予鈴だ。


・・・・・・・・※・・・・・・・・


「皆さん。そろそろ予鈴が鳴りますから俺はそろそろ教室に向かいます。皆さんも遅れないように来てください」


俺はそう言って生徒会室を出た。

そして教室に帰ってきて席に着いて教科書とノートと筆記具を出した時に予鈴が鳴った。

雫はそのタイミングで入ってきた。

俺と雫は教室では喋らないから楽でいい。

そのまま時間が過ぎて放課後になった。

俺はとりあえず今日は買い物に行きたいので生徒会室には行かないことにした。

そして帰宅し普段着に着替えて家を出ようとした時、携帯が鳴った。


「もしもし」

『もしもし、月くんは今日来ないの?』

「今日は買い物に行こうかと思いまして」

『その買い物って今日じゃないとダメ?』

「ダメと言うことはありませんが制服はもお洗濯機の中ですね」

『予備は?』

「シャツならありますけどズボンはないですね」

『ズボンまで入れたの?』

「今日は暑かったので」

『じゃあ普段着で良いから来てくれない?今すぐに』

「今すぐ?ならバイクで言って良いですか?」

『バイク…はどうなのかしら…』

「では今すぐは無理ですね」

『そうよね…。わかった。確認するから少し待ってて』


そう言われて切られてしまった。

別にバイクじゃなくても行けるのだが、せっかく帰ってきたのにまた学校へ行かなければならないのは勘弁してほしいのである。

しかも学校側の都合でそれを行ってくるんだから少しは譲歩してほしい 思っていた。



そしてまた携帯が鳴った。

『もしもし、月くん。バイクでも良いそうよ。だから出来るだけ早く来てね』

それだけ言われて切られてしまった。

俺はとりあえず学生証と財布と携帯とキーケースだけ持ってビックスクーターで学校に向かった。


学校に着くと何故か見知った車があった。

昨日のことで理事長と理事であるあの人が来たのか。

とりあえず俺は職員室に行き、どこの場所に行けば良いのか聞いた。


・・・・・・・・※・・・・・・・・


『やぁ月夜。久々だね。昨日はお手柄だったらしいじゃないか。どうした?パパだぞ?』

「お父さん。お久しぶりです。やはり来ていましたか。そして昨日の一件で来られたのですね。俺も関係者だから呼んだと。わかりましたから離れてください。暑いです」

『うぅ…。久々に会った我が子が冷たい。とりあえず眼鏡は外しなさい。ウィッグはそのままで良いから』

そう言われて俺は眼鏡を外した。

何故か生徒会役員全員と女性教師全員が見てくる。

父ももちろん見てくるし写真まで撮っている。

『それでは今日行われた集会の事について話します』

そう校長先生が言って会議が始まった。


・・・・・・・・※・・・・・・・・


『以上が昨日の会議、及び集会で決まった事です』

内容は

体育祭と文化祭でこれまでずっと猫ババされていた事を皆に話した。

警察沙汰にはしないから今年からやめてくれ。

対策としては

1.体育祭も文化祭も費用を減らす。

2.自販機で費用を使うことを禁ずる。

3.レシートや領収証を提示しないとクラスまたは部活動の面々から徴収する。

だった。

まぁ別に俺はこれでも良いけど父さんは何て言うのかな?


『とりあえず学校側に問いたい』

『なんですか?』

『警察に通報しない理由は去年の事を掘り返さない為だけなのか?』

『はい。卒業した生徒もいるので』

『わかった。月夜。お前はどう考える?』

「別に俺はどうでも良いよ。去年までは俺も居なかったから無関係だしね」

『今年からの製作については?』

「レシートじゃなく必ず領収証をもらって提示する事ってするだろうね。今ではコンビニでも領収証はくれるし」

『ご苦労。座ってくれ。それで校長先生。先程の意見は変えてくれますよね?』

『はい。それくらいなら問題ありません。領収証の名前はどうしますか?』

「それは学校名と各クラス名又は、学校名と部活動名を記載して貰えば分かりやすいと思われます」

『わかりました。神楽月夜くんの提案に異議がある人は挙手をお願いします』


『…居ないようですね。それでは今回の会議を終了します』

校長先生がそう言って会議が終了した。

俺は帰る用意をしていたら


『月夜。今日はパパとディナーでもどうだい?』

「お父さん。そんなことをする暇があるならお婆様や弟や妹の所へ行ってあげてください」

『月夜はどうするのだ?』

「俺は夏休みに仕事でアメリカに行くのでその用意を出来るだけ済ませたい」でやめておきます」

『全く。お前もリサも仕事ばっかりで心配になるぞ』

「俺はちゃんと休みもありますがお父さんの方が仕事してるでしょ。それに学校に通ってる間だは自分なりに青春を謳歌してますよ」

『そうか。それなら安心だ。生徒会の皆さん。教員の皆さん。あまり取っ付きにくい息子ですがよろしくお願いします』

そう言って父は帰っていった。

俺もそろそろ帰ろうかと思った時に


『神楽。今日はわざわざ来てもらってすまないな』

「いいですよ。元々俺が見つけた事ですし先生のせいではありません」

『そうか。お前も大変だろうけど頑張るんだぞ』

「はい。それでは先生。また明日。それと…」

俺は先生と喋って買い物をして自宅に戻った。



♂・・・・・・・・※・・・・・・・・♀


side松下椿


私は初めて神楽月夜と言う生徒の素顔を見た。

あれは美形なんかで片付けられるものではない。

美しすぎるのだ。

そしてあの眼の色はまるで神秘的で見ているだけでドキドキしてしまった。

それに服装は少し独特だがとても似合っていた。

白のハンチングを被って深緑のシャツに黒いネクタイに白のベストで藍色のパンツを履いていた。

あんな独特な服を着こなせる奴はそうは居ないだろ。

この部屋の女性人全員が見てたんだろうな。


更に驚くべきは神楽の父から質問された時の対応力だな。

私ではあんな的確に対応できない。

先生方や桜達でさえ震えていたからな。

自分の意見は全て述べて対応策を考え、その対応策に必要な事を的確に指示を出していた。

あれを見た私は神楽と言う生徒を一人の男として認識してしまったよ。


そして最後

『それでは先生。また明日。それと、その手に持ってる紙は貰っていきますね。後で連絡しますからありがとうございます』

と言われてしまった。

緊張しすぎて連絡先を渡せなかった私に対してあんなにスマートに持ってくなんて大人過ぎるだろ。


『あれ?松下先生。とても嬉しそうですね』

「それはあんな美少年を間近で見たら嬉しいでしょ。しかも少年だけど大人っぽいんですから」

『そうですよね。しかも松下先生は担任ですもんね。それはそれは嬉しい筈ですね』

「でも普段は目立ちたくないから眼鏡をしてるのは残念な事だと思います」

『確かにそれもありますね。ただ神楽くんってクオーターなんですよね?だからあの眼の色で昔なにかあったんじゃないですか?』

「確かにそうかも知れないですね。でもあれは神秘的だったからずっと見ていたいですよ」

私は他の先生とそんな話をしながら職員室に戻った。

そして神楽からの連絡を楽しみに待っていた。


♀・・・・・・・・※・・・・・・・・♂


side月夜


俺は家事をして松下先生の携帯にメールを入れた。

俺の連絡先を添えて送ったらすぐに帰ってきた。

どうやら電話をしたいらしい。

俺は別に良いが松下先生なら会える距離に住んでいるのだ。

先生は知ってるのか知らないのかは分からないが俺が住んでるマンションの隣にあるマンションに松下先生は住んでいる。

俺は前に絡まれた知っているだけだ。

まぁ電話くらい減るものじゃないので良いと答えてベランダに出たら、松下先生も出てきた。


『もしもし』

「もしもし。先生は普段男っぽい感じでしたが女の子っぽいところもあって安心しました」

『私だって女だからな。恥ずかしかったりするときはある』

「とても可愛かったですよ」

『可愛い?私がか?』

「はい。とても緊張してたのでそう思いました。そう言えばあの時顔が赤かったですけど風邪ですか?無理はダメですよ」

『風邪ではないから安心しろ!』

「そうですか。そんなに大きな声を出すと近所迷惑ですからやめといた方がいいですよ」

『あぁ。そうだな。そこは私の反省点だ』

「後、いくら夏で夜だからといっても薄着でベランダにいると風邪をひきますよ」

『そうだな。ちゃんと私も電話が終わると中に入るさ』

「それなら良いのです。俺と電話する前から出ていたので心配しました」

『心配してくれたのか?ありがとう』

「いえいえ。担任の先生が風邪など引いたら大変ですからね」

『そうだな。それで聞きたい事があるんだがいいか?』

「なんですか?」

『何故私がベランダにいると知ってるんだ?』

「先生。今向いてる方にマンションありますよね?そのマンションを見上げてください」

『おまっ!お前そんな所に住んでいるのか?』

「はい。俺は7階で先生は5階ですね」

『お前は私がここに住んでることを知っていたのか?』

「はい。前に先生が合コンで失敗して酔っぱらっているときに絡まれましたから」

『マジか。超恥ずかしいんだが…』

「あの時も可愛かったですから問題ないですよ」

『どの日かわからんがすまんな』

「いえ。俺で良かったですよ。先生は綺麗な顔立ちもしてますし変な男に連れていかれなかっただけ俺に絡んでくれてホッとしてます」

『私はどうやら神楽には色んな迷惑をかけてるんだな』

「別にいいですよ。それに学校外何ですから気にしないでください」

『学校外だから?じゃあ学校じゃなかったら名前で呼んでもいいか?』

「それくらいは別に学校の時でも呼んで構いませんよ」

『そうなのか。じゃあ月夜も私の事を椿と呼んでくれ』

「呼んでも構いませんがそこはTPOに合わせて呼び変えますよ?」

『それでもいい』

「わかりました。じゃあそう言うことにしときます」

『あぁ。楽しみにしてるよ』

「先生はお酒の力を借りてズルいですね。俺は恥ずかしくて中々呼べないのに」

『月夜が恥ずかしがってるだと?』

「それはそうですよ。今までずっと先生って呼んできたんですから。しかも歳上の女性を呼び捨てにするのは初めてですし」

『初めて…なのか?』

「それはそうですよ。普通の事だと思いますけど」

俺と先生はそれから1時間くらい話していた。

『そろそろ遅いしまた明日な』

「わかりました」

『それじゃまたな。おやすみ月夜』

「おやすみ。椿」

俺がそう言うと何故か椿はとても慌てていた。

ベランダではしゃぐと近所迷惑だと話していたのを忘れたのかな?

まぁいい。

俺は明日に備えて寝るとしよう。


評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ