表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
俺は静かに暮らしたい  作者: 俺?誰?何?これ?
第2章:2学期騒動
18/23

第2部 俺の日常は変化した


あれから俺は毎日忙しく働いていた。

音楽番組や雑誌の取材。

金曜日は学校が終わりすぐ空港に行って海外に行き、月曜の朝に帰って来て学校に行く。

そんな日々も過ごしていた。

更にはテスト期間があったりしたが、各教科の平均点を叩き出し学年平均丁度にした。

椿は俺の事を知ってしまったので校長先生と何やら話していたけどまぁ大丈夫だろう。


『おはよう月夜』

「おはよう雫」

『最近忙しそうね』

「そうだね。まぁ社会に出ればこれが普通になると思えば慣れるのに丁度良いんじゃないかな」

『それにしては忙しすぎじゃない?』

「平日の朝は絶対学校に通ってるんだし仕方ないよ」

『そう言うものなの?』

「この前計算したらそうなった」

『なら間違いないわね…』

俺と雫がそんな話をしていると


『月夜。雫ちゃん。おはよう』

『月夜くん。雫。おはよう』

『おはよう』

と七瀬・光希・佑香が挨拶してきた。


「おはよう。七瀬・光希・佑香」

『おはよう。ナナ・光希・佑香』

と挨拶をかわしてチャイムが鳴った。


俺の席は窓側の一番後ろなのである。

隣には雫。

前には光希。

斜め前には七瀬。

光希の前に佑香がいる。

佑香の隣。七瀬の前の席は山城がいる。


「山城」

俺は山城に用があったのだ。

『なんだ神楽?』

「これを渡そうと思って呼んだ」

『こっこれは!!!!?!?』

「そう。欲しがっていた。ぷすぷすだ」

『ありがとう神楽。わーい!ぷすぷすだー』

「今まで待たせてすまなかったな」

『いや、お前が忙しいのはわかってるからな。気にするな。しかもちゃんと学園祭までにぷすぷすを用意してくれたんだ。最高の気分だ。ありがとう』


とお礼を言われた時に七瀬が

『なぁにぃ?新しいぷすぷすだと!?アナタ!どういうことなの?ぷすぷすは私とアナタ二人の子ども何ですよ!何であげちゃうんですか!』

「ぷすぷすが人気なのはそんなに嫌なのかい?」

『そう言うことを言ってるのではありません。全くアナタったら優しいんですから…。山城。ぷすぷす缶バッチもやるよ』

『ナナ!ありがとー!これでこれから寂しい夜を乗きれる』

「七瀬も俺と一緒くらい優しいよ」

『ハゥゥ…』

俺は不意に七瀬を抱き寄せ頭を撫でると変な声を出していた。


それを見た周りの皆も七瀬も何故か顔が真っ赤になっていた。

暑いのかな?

とりあえず、俺は席に戻り授業の準備をした。


・・・・・・・・※・・・・・・・・


そして今は3限目。

普通なら昼休みまでは飛ばすのだが今日は調理実習なのだ。

昼休みに弁当を持っていつもの場所には行けないのである。

少し悲しい。

俺の班は俺・七瀬・雫・光希・佑香の五人でだ。

席が近いからそう決まった。


『それで、何作るの?』

『私は何でもいいわ』

『じゃあオムライス』

『ふわとろなやつね』

「料理が出来ない二人が決めるのか?」

『『うぐっ…。』』

と光希・佑香・七瀬・雫・俺・七瀬&雫が声を揃えた。


『まぁ良いわ。七瀬。お米くらいは炊ける?』

『それくらいならしたことあるぜ』

『雫は卵を混ぜましょうね~。でも割らせないわよ!』

『卵くらい割れるもん』

「なら他は全部俺がやろう」

光希が七瀬に話して、佑香が雫に話す。

そして俺が他を全てやるって言っといた。

人に任せるのがあまり好きじゃないんだ。


俺はまず、材料を切っていく。

皆が米やら卵やら道具を揃える間に。

『凄い。お米と笊を取って来て帰ってきたら既に材料を揃えて準備してる』

『もうバラバラにしてる…。しかも形が可愛い』

『えっ?もう切ってるの?』

『早すぎる…』

と光希・七瀬・佑香・雫が言っていた。


『よし、ちゃんと洗えたわね。これにラップをして少し置いとくわ』

『何故置いとくんだ?』

『お米の汚れを落としてお米の水を落とすためよ』

『そうなんたぁ』

と光希と七瀬が話している。

俺はその頃デミグラスソース作りをしていた。


『雫!丁寧に割るのよ』

『わかってるよ…。そこまd…。えーっとごめんなさい。』

と雫が卵の殻をボウルに入れているときにはフランベしていた。


『月夜が火を操ってる』

『あれはフランベよ』

『フランベ?』

『フランベって言う料理の技法よ』

『何故フランベするんだ?』

『肉の臭い消しに使うのよ』

『流石、月夜ね』

『そんな事より雫は早く殻を取る』

と七瀬・光希・雫・佑香の順番で話していた。

雫。皆で食べるんだからちゃんと取ろうな。


そして米を炊いていて、デミグラスソースを完成させた時にやっと卵をかき回してした。


『雫。卵をかき混ぜるのにどれだけかかってるの?』

『雫ちゃん。俺、フォロー出来ない…』

『雫。これからがあんたの力の見せどころよ

『皆、ごめんなさい。私が遅いばっかりに迷惑をかけて…。月夜もごめ…んん!?月夜?何で野菜切ってるの?』

「サラダはいるだろう。付け合わせにも健康の為にも」

光希・七瀬・佑香・雫・俺の順番で話していたら、雫から何故野菜を切ってるのか聞かれた。


『そう言えば月夜ん家でご飯食べると必ずサラダがついてくるよな』

『えーっ?ナナって月夜の家に言ったことあるの?』

『ズルいよナナ』

『まさか…。あの奥さん役を月夜の家で二人っきりでしてるとか言わないよね?』


『二人の時はしたことない。と言うか二人っきりの時とか1回しかなかった…。』

『当たり前よ。ナナと月夜が二人きりとかナナが月夜に甘えまくる事しか想像できないし』

『しかも手料理をご馳走になるなんて』

『もしかして一緒にお風呂とか入ってないでしょーね!?』

と七瀬が言い。雫・佑香・光希が喋っていた。

俺はサラダとドレッシングを作り終えたので会話に混ざってみた。


「一緒に風呂なら入ったぞ」

『月夜!?こんな所でそんなの言わないの!恥ずかしいでしょ』

「男同士なんだから普通だろ?」

『それはそうだけど、見てみろ女子三人の顔が!!』

「どうした?普通だぞ?」

『アイツら汚ねぇ』

「七瀬。何があったか知らんがそんなに女の子を悪く言うもんじゃないぞ。それに俺だって一緒に風呂入る奴は選ぶしな」

俺はそう言って微笑んだ。

すると何故かまた皆の顔が赤くなった。

先生の顔も赤い。

どうしたんだろう?


そしてご飯が炊き上がったので、混ぜきってない卵に生クリームを混ぜながら数回に分けて入れて焼いていく。

その間にご飯をお皿に人数分乗せた。

そして卵を半熟に焼いて、ご飯の上に乗せる。

そしてまた卵を焼いて、その間に卵を切って開いていく。

そしてデミグラスソースをかけて刻んだバジルを振りかけた。

それを人数分してオムライスが完成した。


・・・・・・・・※・・・・・・・・


『あれ?いつの間に座ったの?』

『確かナナと月夜くんの話を聞いていたはずよ』

『て言うか、もお料理が出来てるわ』

『しかも飲み物まで用意されてる』

「ご馳走さまでした」

と皆を座らせたのだが誰1人動かなかったので勝手に食べてたら、食べ終わる頃に皆が動き始めた。

雫・光希・佑香・七瀬は俺が食べ終わった事よりもあれからどうなったのか気になっていた。

それから四人で話してる間に俺は食器を洗って拭いて元に戻した。

それが終わる頃に皆、食べ終わっていた。


『月夜。とても美味しかったわ』

『やっぱり月夜のサラダは凄いな。野菜嫌いなのに美味しく食べられる』

『月夜くん。片付けまでしてもらってごめんなさい』

『私達ほぼ喋ってるだけだったものね。本当にごめんなさい』

「それは構わないよ。美味しく食べて貰って俺も嬉しいしね。作ったかいがあったよ。とりあえず皆は先生に報告してきて。俺は食器を洗うから」

と俺は雫・七瀬・光希・佑香に言ったのだが


『そこまでさせられないわ』

『そうだぞ。させられない』

『何で?そこまで尽くしてくれるの?』

『そこまでしなくても私達だって出来るわよ?』

「料理を作った者としては美味しく食べて貰った食器を洗うのはとても幸せな権利だと思うんだ。だから洗わせてほしいだけだよ」

と言うとそれでも駄目だと言うので、雫と七瀬は先生の所に。

俺が食器を洗って光希と佑香が拭いていくことで話が終わった。


食器を片付けた後、俺は先生からの評価を見して貰った。

この学校の調理実習は作ってる作業を見て、点数を付けていくシステムなのだ。

そしてどうやら俺は満点を取った。

光希と佑香は共に85点を取っていた。

七瀬は32点を取り、雫は3点を取った。

七瀬は米を洗ってからずっと喋ってばっかりだったからその点数なのだ。

雫にいたっては、卵もちゃんと割れなくて、卵をちゃんと混ぜきってもなかったからその点数なのだ。


その点、俺は材料を素早く用意し、的確に調理し、余った時間さえサラダとドレッシングを作ってなお、一番最初に作り終えたから満点らしい。


そして昼休み。

俺はいつもの場所でいつものように音楽を聴いて眠っていた。


・・・・・・・・※・・・・・・・・


午後の授業も終わり、俺はいつものようにすぐに出ていく。

今日は掃除がなくて良かった。


そして家について、用意をして、タクシーで現場に向かう。

今日は音楽番組に出演するのだ。

俺は挨拶回りを楽屋に荷物を置いてすぐに行くことにしている。

来ていない人達は無視するけどね。

俺の挨拶回りは先輩後輩関係なく行くので他の人は驚いている。


今日はなんと、パープルムーンと一緒の仕事なのだ。

後、shineって言うアイドルグループもいる。

shineのメンバーの藤木未来と言う子は俺のファンらしい。

前に握手を求められた事がある。

今日の番組は色んなアーティストが集まり対談して自分の曲を披露したり、他のアーティストの曲を披露する番組だ。

俺は今回楽しみにしていたのだ。


俺は関係ない番組の人の楽屋でも、一緒に仕事したことがある人の楽屋には挨拶回りをしている。

そしてある程度終わって、次はパープルムーンの所に行こうとしていたら


『なんだって?テンちゃんがまだ来ていない?』

『そうです。すいません』

『一体何かあったのか?』

『渋滞に巻き込まれたらしいです』

と聞こえて来た。


俺はすかさず、

「迎えに行きましょうか?私はバイクで来てますし、ヘルメットなら二つありますから」

『紅葉さん?話を聞いてたんですか?』

「パープルムーンの楽屋に挨拶回りをしに行く途中でしたからここを通ってたんです」

『そうでしたか…頼めますか?』

「喜んで行かせてもらいます」

『ありがとう。マネージャーさんそれで、いいですか?』

『はい。紅葉さん。テンを頼みます』

「わかりました。その前にセブンさんを呼んで貰えますか?テンさんの位置詳報を正確に教えて貰うために電話でやり取りしたいので。マネージャーさんはテンさんに電話をかけてそれをセブンさんに伝えてください」

『わかりました』


俺はそう言って楽屋に戻り、仮面を外してサングラスをかけてヘルメットを持った。

そして…


『紅葉さん。次の交差点を左に曲がった所のコンビニの前です』

とセブンさん(七瀬)に電話で教えて貰った。

俺は迂回するために遠く回りをして迎えに要った。


『紅葉さん?ですか?すいません。わざわざ迎えに来て貰って』

「いえいえ。それより早く乗ってください」

『わかりました。それでは失礼します』

「出来るだけ安全運転で行くので大丈夫ですよ。私にしっかり捕まっててください」

『はい。あら?やっぱり紅葉さんって男の人なんですね?』

「そうですよ。やっぱり女の人に思われてますか?」

『えぇ。仕草や雰囲気がとても女性らしいですから』

「昔はよく家族に女性物の服を着せられていましたからそれでだと思いますね」

『って事はセブンと同じ…』

「私はセブンさんのような可愛い顔はしてませんよ」

俺とテンさんはそんな話をしながらスタジオに到着した。


『ありがとうございます。遅れずに現場に着けました』

「なんの。困ってる人がいたら助けてあげないとダメですからね」

と俺がテンさんに言うと今度はshineのマネージャーが


『すいません。紅葉さん。ウチの小野寺小町も迎えに行ってもらえませんか?渋滞で動けないらしいです』

と話しかけられた。


「いいですよ。すいませんがパープルムーンのマネージャーさん。またセブンさんを借りても良いですか?」

『それくらい大丈夫ですよ。な?セブン?』

『はい。紅葉さん。気を付けてね』

「ありがとうセブンさん。それでは行ってきます」




俺はまた走り出した。

そして小野寺小町ちゃんがいた場所は結構離れていた。

なんと、小野寺小町ちゃんが通っている学校から大通りに出て300メートルの場所らしい。

しかも俺の弟や妹と同じ学校だ。

って事は一夏くんや苺ちゃん。四月一日くんとも同じ学校か。


そんな事より俺は小野寺小町ちゃんを探さなければならない。


そして見つけた時に

『遅い』

「これでも早く来たつもりなんだけどごめんね」

『仕方ないわね。早く乗せてよ』

「じゃあヘルメットしてね」


俺はそう言って小野寺小町ちゃんを乗せてスタジオに向かった。

『ねぇ。なんか話してよ』

「何かって何を?」

『何か面白い話よ』

「そんな事言われても運転中だから無理かな」

『つまんないやつ』


俺はそう言ってスタジオに小野寺小町ちゃんを送った。


『本当にありがとうございます』

「いえいえ。それでは俺も楽屋に戻って用意してきますね」

『はい。ほら、小町もお礼を言いなさい』

『嫌よ。そんな奴にお礼を言うの。人を待たせるし、運転中だからほとんど喋りもしないし』

『コラ!小町!!!紅葉さんはね、1度ここに来て用意を済ませて挨拶回りまで終わらせてるのにあんたを迎えに言ってるのよ?それなのにあんたはどういう…』

「まぁまぁマネージャーさんそんな事より俺もそうですが小町ちゃんも準備があるでしょ?」

『そうだった!行くわよ小町』

そう言ってマネージャーさんと小町ちゃんは楽屋に向かった。

俺も楽屋に向かい。用意を済ませた。


・・・・・・・・※・・・・・・・・


スタジオに入り、撮影が始まった。

まずはトークからだ。



『先程は迎えに来てくれてありがとうございます』

とテンさんが俺に言うとパープルムーンのメンバー全員が

『『『『ありがとうございます』』』』

とお礼を行ってきた。

「別に良いですよ。それにテンさんは迎えに行った時もスタジオに着いた時もお礼を言ってたじゃないですか。それなら私もセブンさんに、案内してくれてありがとうございます」

とお礼をした。


『そんな事でお礼は言いっこなしですよ』

「わかりました。私もそこまでお礼を言われたくないですし」

とセブンさんと話していた。


するとテンさんが

『それにしても紅葉さんって運転上手いですよね。私もビックリしちゃいました』

「普段乗ってるからですよ」

『それにそうとう体を鍛えてますよね?体ががっちりしているのに細くてしなやかでついつい触っちゃいました』

「ついついって、スタジオに着くまで腕やお腹を触りまくられてたんですけど、そこは反省してください。危ないので」

『はーい。すいませーん』

と話していた。


「私も鍛えてますけどセブンさんもそうとう鍛えてますよね?」

『俺ですか?そうですね。鍛えてないとライヴなと疲れますからね。エースも鍛えてるよな?』

『僕も鍛えては居ますがセブン程ではないですよ。それより春野さんが鍛えてるのには驚きですね』

「何故ですか?」

『そこまで細いですし、女性だとずっと思っていたんですが男性と言うことに一番驚いてます』

「顔は隠しても性別は隠してもないんですけどね。顔が隠れていて男にも女にも見えるらしいので衣装がどっちのもあるんですよ」

『そうだったんですか~』

「ごめんね。男ばっかで筋肉の話をしちゃって…。私はセブンさんと江藤さんに聞きたい事があるんだけど言いかな?」

『なんですか?』

『はい。なんでしょうか…?』

「江藤さん。落ち着いて。変な話じゃないからね。実はね。私は一人で活動してるけどグループにも興味があるんだ。だからリーダーの良いところや大変なところを聞きたいかなって。もちろんメンバーにもそれぞれ聞きたいんだ」


と、今まで喋ってないメンバーにも話がしやすいように話をふると江藤さんは。


『私のところは人数が少ないのでそこまでは困っていません。それに未来ちゃんはのんびりしてますけど手はかからないですからその分マシですね』

と言うと小野寺小町ちゃんは


『おい、未希。それじゃあたしが手のかかる子みたいに聞こえるじゃねーか』


『落ち着きなさい。そう言うところですよ。すぐに人に突っかかって、挨拶もろくにしないしお礼も言えない。お礼を言うどころが突っかかったりするのは誰ですか?それにアイドルは自分が主人公だと思うのは当たり前ですけど、自分中心に人生は動いてる訳ではないのですよ?わかっていますか?』

と超怒られていた。

そしてどんどん涙目になっていった。

それでも江藤さんは説教を辞めずに


『何、泣きそうになってるんですか?泣いても許しませんよ。いつもマネージャーにも社長にも相手の芸能人の方やスタッフさんにも怒られるのは私なんですからね。それでも私は三人一緒が良いって言って音楽番組だけは一緒に出させて頂いてるんですから。わかってますか?』

と言って小町ちゃんが泣きそうになったので


「江藤さん!落ち着いて。色々溜まってる物もあるかも知れないけどここは抑えて。後で愚痴でも何でも聞くから…。ねっ?」

と頭を撫でながら説得すると江藤さんは

『はっはひ!』

と何故か噛んでいたけど落ち着いて貰った。


「小町ちゃん。もう大丈夫だよ。だから泣かないでね。それに怒られる時は私も一緒に居てあげるから一緒に謝ろう。小町ちゃんはただ、恥ずかしがってるだけだもんね。普段は活発だけど有名な人や憧れてる人を見ると緊張して突っかかったり、無視したりしちゃうからそこを少しずつ直していこうか。だから今は素のまま居ても良いんだよ」

と微笑みながら撫でると小町ちゃんも

『ひゃ、ひゃい。泣かないからナデナデして』

と言われたのでナデナデをする。


そしたら何故か……。

「何でも皆並んでるの?そして江藤さんは何でならび直してるの?」

と聞くと、未来ちゃんは

『未希や小町だけズルいです。私は二人のメンバーですから仲間外れはなしです。それに前も言いましたが私は紅葉さんのファンですから』


セブンは

『俺は道を案内した。だからお礼は要らないからナデナデして褒めてくれ』


テンさんは

『とても気持ち良さそうだったから』


ワンさんは

『ナデナデ。楽しみ』


エースさんは

『俺はノリだ』


エイトさんは

『私もノリです。でも事務所の先輩に頭を撫でられる機会なんて中々ありませんから』


そして江藤さんは

『とても気持ち良かったですから…』

言われた。


「いや、皆さん。とりあえず、収録をしましょう。この番組はトークして演奏する番組ですよ。ナデナデしてたら全員と話しにくいですよ」

と俺な言うと江藤さんが

『大丈夫です。ほらカンペも出てます』

「そんなまさか…って今書きましたよね?何無茶ぶりに乗ってるんですか!?」

と俺がディレクターさんに話していると、小町ちゃんは


『ダメだぞ。皆。紅葉さんを困らしちゃ』

「小町ちゃん。ありがとう」

『それにナデナデは私の物だ。誰にも奪わせはしない』

「違うよ小町ちゃん!!?そこは普通にトークするとこングゥヌゥ…」

俺が喋っているとセブンさん(七瀬)に口を塞がれて未来ちゃんが

『さぁカラオケマシーンを用意しました。この採点昨日で一番点数が高い人にナデナデされる権利があります。皆さん盛り上がって行きましょう!』


と言って何故かナデナデをかけてカラオケバトルが始まった。

あきらかにセブンさんに有利だな。

それに未来ちゃんと小町ちゃんも確か歌が上手かったな。


そして始まったカラオケバトル。

ワンさんとエースさんは95点を叩き出した。

そして未来ちゃんは…

『何故私が94.259なんですかぁ』

と本気で悔しがっていた。


そして小町ちゃんは、パープルムーンの【貴方色】と言う曲で99.998を叩き出した。

『よっしゃー!これでほぼ勝利は決まったよぉ紅葉さーん』

と言いながらはしゃいで手を振っていた。


そしてテンさんとエイトさんは二人でshineの【貴方だけにだけ見つめて】を歌ったが98点だった。

『クソォ。ちゃんとボイトレしていれば…』

『そうですね。とても悔しいです』

とテンさんとエイトさんが本気で悔しがり地面を叩いていた。


そして次は江藤さんがパープルムーンの【雨降る夜に】を歌ったが98点だった。

『このままではあのナデナデを小町に取られてしまいます…』


そしてセブンさんが歌ったのはshineの【夏の日射し】である。

アイドルの歌なのにセブンさんは99.998点を取った。

『クソォ。1位だけどこのままじゃナデナデが…』

とセブンが言ってるときに小町ちゃんが


『大丈夫だよ。セブンさん。腕は二つあるから、二人でナデナデしてもらえるよ』

『小町ちゃん。ナイスアイデアだな』

『そうでしょ?それじゃ紅葉さん!?あれ紅葉さんが歌ってる』

『しかもこの曲は今日リリースで今日配信される新曲の』


そう。誰も俺の曲を歌ってくれないので俺自ら俺の曲で参加した。曲名は【海の涙】


この曲は前にアメリカでミュージックビデオを撮ってる時に海に沈んで思い付いた曲だ。

そして今回この放送で歌う筈だった曲でもある。

だから俺も参戦したのだ。

俺は歌詞に自分の思いを乗せて演技し、出演者やスタッフさん達を魅了した。



そして俺の点数は100点だった。

「さてとカラオケバトルは私の勝ちだから自分で自分を撫でますかね」

そう言って撫でてると小町ちゃんが


『なんで紅葉さんも歌っちゃタンですかぁ』

と言ってきたので


「ごめんね。小町ちゃん。皆が楽しそうに歌ってるのに私だけ仲間外れみたいで寂しくてね。それにshineはパープルムーンの曲を歌ってたし、パープルムーンはshineの歌を歌ってたでしょ?そこでも私の曲を歌ってもらえなくて寂しかったんだ。だから自分で歌ったの。聴いてさえ貰えれば良い曲。悪い曲って誰かには知ってもらえるからね。良い曲でも悪い曲でも聴いてもらえないのは寂しいからね」

と言うと小町ちゃんは素直に


『ごめんなさい。今日は1度来て挨拶回りまで終らせてるのに迎えに来て貰って突っかかって。お礼も言わないでそのままにして。さっきも自分の事ばかり考えちゃって本当にごめんなさい』

「全然気にしてないよ。それよりちゃんと謝れて偉いね。これで江藤さんにも怒られずに済むし良かったじゃん。だから頭をあげていつものように笑ってよ」

『うん♪』


そうして収録は終わった。


・・・・・・・・※・・・・・・・・


楽屋に戻ってみると、パープルムーンとshineがやって来た。


セブンさんの頭を撫でて

「唯一連絡先を知ってたからあんなに酷使してごめんね。そしてありがとう」

『良いよ。それくらい』


エースさんには

「ほら、俺は男だよ。男に撫でられても嬉しくないだろうけど、約束だからね」

『とても気持ちが良いですよ』


ワンさんに

「ワンさんは、今日はよく頑張ってたね。トークは苦手だけどよく最後まで楽しそうに収録が出来てたよ」

『紅葉先輩のお陰ですよ


エイトさんに

「エイトさんはよく周りを見えてるね。セブンさんや皆の事を引っ張ったり止めたり大変だろうけどこれからも頑張ってね」

『春野さんがナデナデの御褒美くれるので頑張れます』


テンさんには

「テンさんはセブンさんと同じムードメーカーだからあまりはしゃぎ過ぎて怪我とかしないでね。俺も心配になっちゃうから」

『はい。気を付けましゅ』


未希ちゃんには

「ほら、未希ちゃんが待ちに待ってたナデナデだよ。未希ちゃんは俺のファンって前に聞いてたから今日はとても楽しみにしてたんだ。今日は楽しかったよ。ありがとうね♪」

『は、はひぃ。私もたのしかったでしゅ』


江藤さんにも

「江藤さん。色々我慢しなくちゃならないかも知れないけど三人仲良くしてね。いつでも愚痴は聞くからね」

『はい。ありがとうございます。頑張ります』


そして小町ちゃんにも

「小町ちゃんは苦手な事が多いけどそれを乗り越えたらまた新しい自分に出会えるよ。そして俺なんかより有名になれる。だから少しずつ頑張って行こうか」

『不安な時は話を聞いてくれる?』

「あぁ。もちろん」

『じゃん連絡先を教えてください』

「良いよ」仕事用とプライベート用どっちも持ってきたんだね

『うん。ダメだった?』

「良いよ。じゃあ俺もね」

そう言って両方交換したら、皆にバレて皆にも交換した。

そして俺は家に帰った。


・・・・・・・・※・・・・・・・・


「なんで七瀬は来たの?そしてテンさんやワンとエイトさんを連れて?聞かせて貰っても構わないよね?」

『月夜!これには海より深く外角より内角より核よりふかーいふかーい事情があるんだ』

「そこまで深かったら突き抜けてるね。つまり地上だ。もう深くないね」

『えっと…。その…。ごめんなさい?』

「七瀬♪」

『許してくれるのか?』

「しばらくナデナデもご飯も禁止ね」

『えぇーーー!!!』

「禁止ね」

『少しは』

「禁止ね」

『でも』

「禁止、ね?」

『はいぃ。すいませんでした』


「それで、何のよう?」

『あのですね、反省会をしようと思いまひて、でもエースは明日撮影の仕事がありまして帰りました。これで家で反省会しようとしたんですがご飯がなくてですね。ここにたどり着いたと言うわけです』

「普通はファミレスやらスーパーやらコンビニがあるでしょう?何故行かなかったの?」

『月夜のご飯が美味しいから。それに月夜なら許してくれるとばかり』

「まぁ今日は仕方ないから許してあげるけどナデナデは禁止。明日からご飯も禁止だからね」

『はい』

「それじゃ作ってくるからリビングで待っててね」

『はい。すいません』

俺はリビングで待機させて調理を開始した。


♂・・・・・・・・※・・・・・・・・♂


side七瀬


はぁ…。

失敗しちゃったな。

あんなに怒られるとは…。


『七瀬くん元気を出してください』

『そうよ七瀬。元はと言えば私たちが悪いんですから仕方ないです』

『あんなに綺麗な顔の友達が居るとは知りませんでしたが、私たちはこれでも有名人なのです。それをいきなり来てご飯を食べさせろ。しかも人数が多いとなったら怒って当然ですよ』

「そうだよね。月夜の事何も考えてなかったよ」

とエイトとワンとテンに慰め叱られてた。


『それにしても広いマンションね』

『確かにそうですね』

『改装ぶち抜いてますもんね』

「月夜は俺と一緒で一人暮らしだからこんなに広い家だと掃除が大変そうだよ」


『えっ?一人暮らし?』

『確かクラスメイトでしたよね?』

『お金持ちかぁ』

「お金持ちな家だけど月夜も働いてるからね。このマンションも中学の時に建てたって言ってたし」


『まさか自分で建てたのか』

『中学の時とか働いてすらなかったよ』

『あの美形で元々金持ちで既に働いてるとか凄いわね』

「しかもご飯も上手いし歌も上手でナデナデが気持ちよくてぷすぷすを手縫いで作ってくれたんだ」


『あの人形作ってくれた人なんだ』

『あれ可愛いですよね』

『それにしても七瀬くんは本当にナデナデが好きなんですね。さっきも紅葉さんに本気で頼んでましたし』

「別にナデナデが好きとかじゃなくて…」


『あれあれ~?ごもっちゃったわね』

『まぁ紅葉先輩のナデナデは気持ち良いからわかるけどね』

『確かに気持ち良かったです。月夜さん?でしたっけ?あの方にされなくても紅葉さんならしてくれるので良いじゃないですか』

「いや、きっとしてくれないよ」

俺が皆とそんな話をしていると月夜がご飯を持ってきた。


♂・・・・・・・・※・・・・・・・・♂


side月夜


俺がリビングに行くと七瀬が項垂れてた。


「はぁ。七瀬。反省したか?」

『月夜ぉ。反省したよぉ。ごめんなさぃ…』

「そうか。じゃあおいで」

俺はそう言って七瀬を抱き寄せてナデナデしてあげた。

とても嬉しそうな顔をしていた。


『良かったですね。七瀬くん』

『それにしても美味しそうなご飯だ』

『写メ撮って色々投稿して紅葉先輩にメールっと』

テンさん・ワンさん・エイトさんの順番で話して居たのだが、エイトさんがメールして俺の携帯がすぐに鳴って注目を集めた。

先程見た機種で同じ色の携帯がそこにあり、メールを送ると鳴るのだ。


七瀬はとても気まずそうだ。

俺はこうなると思ってたから気にしない。

俺はウィッグを外して改めて


「神楽月夜と言います。普段はウィッグをして変装してます。芸名は春野紅葉です。先程ぶりですね。皆さん」

俺がそう言うと三人とも固まった。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ