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俺は静かに暮らしたい  作者: 俺?誰?何?これ?
第1章:眼鏡の理由
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第1部 最終話。確信と理由


椿が俺の事を気付いて2日たった。

俺はその日の夜に椿にちゃんと説明するつもりだ。


でもその前に…。

約束をしていた、シェリーの日本の観光案内をしようと思ったんだが………。


「何故、俺の部屋から観光するんだ?」

『紅葉が誰に対してあの曲を書いたのか気になったから』

『それは俺も気になるな』


とシェリーと七瀬は興味津々で探していた。

七瀬は一緒に観光案内をしてくれると言うので一緒に居るのだが、そんなに気になってるのか?


「別にあの曲は一人に対して歌ってない。複数人に対して歌ったんだ。だから探しても見つからないと思うぞ」

『複数人居るなら一人くらい探せそうね』

『あぁ。一人は確実だ』


「散らかしたらちゃんと片付けろよ。元あった場所に片付けないと帰さないぞ。シェリーは大変だな。ビザが切れたら……。どうなるんだろうな」

と微笑みながら言うと慌てて片付けだした。

この二人は頭が良いので、元の場所に片付けていけるのだ。

更に言うとビザが切れたら映画にも問題が出る。

シェリーがらかしたからい今更上映できないなどになったらシェリーは借金をせざる終えなくなる。

それに加担した七瀬も同罪だ。


・・・・・・・・※・・・・・・・・


『やっと片付いたわ』

『人の家を散らかして帰る奴が嫌いになりそうだ』

「二人ともお疲れ様。冷たい麦茶がこっちにあるぞ」

と言いながらテーブルに置いた。


『これ、美味しいわ』

『やっぱり一仕事の後の麦茶は最高だ』

「よし、落ち着いた所であの曲の事を聞きたいんだろ?」

と俺は話そうとしていた。別に聞かれても問題はないしな。

きっとインタビューとか受けたら少し話を曲げて話すだろうし。


『話してくれるの?』

『えっ?じゃあさっき俺達が探してたのは…』

「無駄な行動だな。別に俺、春野紅葉が神楽月夜って知ってる人に言っても別に問題ないし、聞いてくれれば教えるしな。ロンドさんとかジョージとかにも話したし。気付いたのはジョニーとお母さんとシャロさんと椿だけだったがな」

俺がそう言うと二人ともとても落ち込んで居た。


「とりあえず、話す前に椿を呼ぼうか。そっちの方が手間が省ける」

『そうね。私もその椿さんには興味があるわね』

『椿ちゃんには色々聞かないとね』


と言うことで俺は椿に電話した。


「もしもし、椿?」

『ん~うむうむ…。スゥースゥー…。』

「おはよう椿。早く起きないといたずらするぞ」

『んん!?月夜?お、おはよう!!ど、どど、どうしたの?』

「あぁ。起きたのか。いたずら出来なかったのか…」

『いたずら?まさかいたずらするために起こしたの?』

「いや、大切なお話の時間を早めようと連絡しただけだ」

『へぇ………。ふぇ!?それでいつ?何時なの?』

「今からだ」

『い、今ぁ?』

「あぁ。俺の家に来てくれ」

『つ、つ、つ、月夜の家に!?』

「あぁ。ご飯を作って待ってるからシャワーでも浴びてちゃんと用意してから来いよ」

『わかったわ』


俺はそう話して、昼御飯を作っていた。

レトルトのカレーにスパイスを少し足して、カレードリアとカレーパンドリアを作る。

付け合わせにサラダも勿論作っておいた。


シェリーと七瀬はリビングでテレビを見ていた。

俺がドレッシングを作り終わってかけようとしていると…。


ピンポーーン♪


と音が鳴ったので、手を洗って拭いて出ると椿がいた。


「いらっしゃい」

『どうも』

「まぁ上がってよ」

『うん』

俺はそう言って椿を家の中にあげた。

そしてリビングに行くと、シェリーと七瀬が


『初めまして。私はシェリー。よろしく』

『やっほー。椿ちゃん!まさか紅葉と二人っきりとか思ってた?』

と声をかけていた。


『つkんぐぅ…『ダメだよ。紅葉の話をするのに違う人の話をしちゃ』……どういうことなの?』

「今日の午前中はシェリーの観光案内をする筈だったんだが、二人がどうしてもあの曲を誰に対して書いたんだ。と言う事が気になったらしく説明するついでに俺の事を話してしまおうと思ったんだ。曲の意味を理解できた椿を呼んでね。後、さっき七瀬が言ったように俺の事は紅葉と呼んでね。今日だけは特に」

『わかったわ。紅葉』

「ありがとう。さぁご飯を食べよう。椿とシェリーはテーブルに座ってて。七瀬は一緒に運んでね♪」

『『はーい♪』』

『紅葉って二人のお母さんか何かなの?』


俺はパンドリアを七瀬はドリアを運んでいった。


・・・・・・・・※・・・・・・・・


「ふぅ。大分シェリーも椿も打ち解けたみたいでよかったよ」

『本当にそうよね。ア・ナ・タ♪』

『こら、七瀬!またその奥さん役を勝手にしてー』

『と言うかその奥さん役は普段もしてるのか?』

と俺が話したら七瀬。シェリー。椿の順番で話した。


「とりあえず、話したいんだが良いか?」

『いいわよ。ちょっと私の旦那様よ』

『話して。違うわよ。離しなさい』

『あぁ。七瀬。大事な話しなのだ。ふざけるな』


「先ずは椿にだな。俺が春野紅葉だ。ちなみにいつもはウィッグを被っている。プールの時は予備を持ってる。そして俺が春野紅葉ってバラされたら学校をやめんといけないから言わないでほしい」

『元々言うつもりはないわよ。でもなんで七瀬まで知ってるの?そっちのシェリーちゃんは共演してたからわかるけど』

「七瀬は同じ事務所で活動してるんだ」

『そう言うことだったのか』

と俺が話して、椿が納得すると、七瀬が


『しかも家まで近いんだ。まぁ紅葉より椿ちゃんの方が近いけどね』

『えっ?私の家知ってるの?』

「椿。七瀬は椿の部屋の真上の部屋に住んでるんだぞ」

俺がそれを言うと、驚いていた。



「さぁ。とりあえず話の続きをしよう。あの曲はな。俺が過去から思っていた事をそのまま書いたんだ。つまり俺を虐めてた奴も殺そうとしてきた奴も喧嘩を売ってきて今、病院生活してる奴も今年仲良くなった。七瀬。椿。シェリーにもだ。だから別に誰に対して書いてるか言っても問題はない

『そうだったのね』

『なんか照れるな』

『何故、七瀬が気付かなかったのか私は今も不思議だがな。同じ境遇で辛い目にあって紅葉に支えられ甘えて奥さん役やってるのに

とシェリー。七瀬。椿。のし順番で話していた。


『確かにそうね』

『それは…その』

『まぁ誰か一人に歌ってると勘違いしたんでしょ?』


『それはわかるわ。私もそうだったもの』

『そうだよ…。普通はそう思うだろ』

『と言うか紅葉の演技を見て曲を聞いて私は確信したんだけどね。それまで春野紅葉って人自体知らなかったし』


『同じ日本人なのに知らなかったの?』

『テレビでも出てるし、雑誌やラジオにも出てるのに知らなかったの?』

『私は家に帰ってもPCいじるだけだからね』


と仲良く話していた。


・・・・・・・・※・・・・・・・・


『それじゃ帰るわね』

『俺も椿ちゃんと帰ろうかな』

『私も帰るわ』

「じゃあ、俺はシェリーをホテルまで送ろうか」

俺はそう言って皆で下に降りた。


『まさか二台持ちとは…』

『映画の奴の色違いだ』

『あんな運転は辞めてよね』

「日本じゃあんな事はしない。と言うかシェリーは俺の後ろに乗った事あるだろ?」


『だから映画であんな芸当出来たのね。シェリーちゃん元気でね』

『シェリー。これあげる。ぷすぷすの缶バッチ。大事にしてくれよ』

『ありがとー。大事にするわ。それに椿も元気でね。またね』

「じゃあ、行ってくる」


俺はそう言ってバイクを走らせた。


♂・・・・・・・・※・・・・・・・・♀


side椿


「さぁ。私達も帰るわよ」

『って言ってもそこだけどね』

私は七瀬と同じマンションに入り同じエレベーターに乗り、違う階で降りた。


「またね」

『あぁ。また明日ね』


そして私は家に帰って今日の月夜の事を思い出していた。

髪は銀色で金のメッシュが入っていて長さは肩の下くらいまであると思う。

今日は編み込んで1つに束ねていたけど女の子にしか見えなかった。

美しい。まるで女神様。

それにあの微笑みを受けてシェリーちゃんも私も七瀬もデレデレになっていた。

あれが本当の神楽月夜。

学校の中で親しくて知ってる女が私しかいない(校長先生は知ってる)とかヤバイわね。


ただライバルが多すぎるわ。

桜と雪花と雫…それに七瀬もね。

七瀬は確実に好きなんだろう。

そして男としてベタベタくっついている。

二人とも女の子にしか見えないけど男なのよ。

まぁ良い。ここからは私のターンよ。

私はそれから計画を練っていた。


♀・・・・・・・・※・・・・・・・・♂


side七瀬


俺は椿ちゃんと別れた後に、考えた。

本気で月夜の事が好きなんじゃないかと。

考えたすえ、確信してしまった。

今、思えば月夜の微笑みや仕草、言葉を聞くと何故照れるのか。


何故、こんなに離れたくないのか。

何故、シェリーと行ってしまった時に悲しかったのか。

何故、あの曲を複数人と見抜けなかったのか。


それは月夜の事が好きで嫉妬してしまったんだ。

でも、俺は男だ。

月夜も男なのだ。

どうすればいい?

俺は考えたが結論が出なかった。


「とりあえず考えるだけ考えてそれでもわからなかったら母さんに相談するか」


俺はそう考えて少し落ち着いた。


♂・・・・・・・・※・・・・・・・・♂


side紅葉(月夜)


俺はシェリーをホテルまで送るバイクで


『ねぇ紅葉』

「なんだ?」

『紅葉って恋愛的に好きな人っていないの?』

「いないな」

『なに?結構冷めてるわね』

「俺にまだそこまでの余裕がないんだ。今は過去に囚われてたがやっと進み始めた。だから恋愛は出来ない」

『何となくわかったわ。でも貴方が素を出せば、きっと男でも女でも関係なく貴方を好きになると思うわよ』

「それはないだろ?」

『あるわよ。それだけ魅力もあるじゃない』


俺はそう話して居ると、ホテルについた。


『ねぇ紅葉』

「なんだ?着いたぞ」

『そうね。でもねこれだけは言わせて』

「あぁ。わかった」

『私は…シェリー・スカーレッドは神楽月夜が大好きよ。月夜の余裕が出来るまでは待つけど、ちゃんとその時は返事を聞かせてね』

「ぬぁ!」

『あら、紅葉。それはもしかして驚いてるの?誰でも好きになるとさっき言ったはずなのに』

「驚くに決まっている。まぁでもそうだな。必ず教えるよ。そして俺は恋愛が出来ると教えるまでは誰とも付き合わないよ」

『言ったわね?約束よ』

「あぁ。シェリーは頑張れよ。仕事もそうだけど、シェリーの言葉通りならきっとライバルが増えるだろうからな」

『随分余裕じゃない』

「俺は追う側じゃなく追われる側だからな」

『あら、言うじゃない』


俺とシェリーはそう話して、別れて家に戻った。

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