始まりは探索から
自己紹介が終わったのはそこから数分後だった。
「えーと、そこのヤンキーみたいなのが愼弥。挑発が黒音で、いいんだよね?」
「ヤンキー言うなよ。ひでぇな…。」
「あぁ、合っている。」
「あんた、見た目がヤンキーなんだもの。さて、次はどうする?」
辺りを見渡しながら恋翼は皆に問いかける。
「そうだな、そこの神社に行ってみないか?」
「巫女ぐらいは居そうね〜」
そう言いながら黒音と恋葉は、スタスタと移動を始める。
「あ、ちょ、待ちなさいよ!!なんですぐ行くのよバカ〜…」
と、恋翼は八つ当たりの様に誠一を軽く蹴る。
「痛い…やめろ…。」
「別に良いでしょ。」
「あーもう、お前ら行くぞ」
そう騒ぎながら3人も移動を始めた。
〜同時刻の何処か〜
何かで様子を見ていたとある者は笑う。
まるで愛玩動物を見ているかのように愛おしそうに。
「幻想郷へようこそ…嫌われし者よ…」
そう呟くとゆっくりと目を閉じ何かを呼び出し始める。
呼び出されたソレは禍々しく、餌を欲しているようにも見えた。
「さぁ、動き始めなさい。まずは器を探すのよ」
そう彼女が言うとソレはゆっくりと四散しそして消えた。
八つ当たりなんて無かったんだ…(遠い目)
どうも、とりあえず書いてみました導入を…。
暇人だから次々投稿しようかなと思います