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夏生詩集

鬼、と呼ばれたけれど

作者: 夏生

追い詰められ

問い詰められ


追い込まれ

責め込まれ


たった一人で

守られることなく

守らなくてはならなくて


夢も希望も

手から叩かれ

拭われて


たった一人で

明日、どうなるか

わからずに


助けてください、と

言えばいい

救いの手はある、と

言った者たちは


悪いのはあなただ、と

こちらに指一本突きだすだけ


普通に生きられないなら

落伍者である、と切り捨てて

憚らない


それでも、立ち上がって

歯を食いしばって

負けないように、負けないように


我が子を愛する心を削りながら

粉々になるまで


人のせいにしたくない

誰にも迷惑かけてたくない

出発点はそこだったはず



削った愛する心

粉々になった

私の心も



アップ後、後半を少し加筆しました。


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― 新着の感想 ―
[一言] 夏生さま 虐待という重いテーマに取り組まれて、すごいです。 子供が可愛くないという親はいなかったはずなのに、環境や周りの喧騒、心無い人たちからの中傷で、心に鬼が住み着くにでしょう。 どうに…
2013/11/15 01:57 退会済み
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