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夏祭り
祭ばやしにさそわれて
まばゆい赤い光の輪を目指す
浴衣姿の君の手をにぎりしめ
ずっと一緒にすごしていたい
露店にあふれる人たちの
にぎやかな声につつまれる
かき氷を二人でたべながら
幸せも一緒にかみしめた
花火の音が聞こえてくる
七色に輝く道をあるいてゆく
太鼓の音よりもはずむ鼓動
二つの影がそっとよりそう
刻みこむ気持ちとともに
見つめあう君とはじめて
ときを止めるほど素敵な
くちづけをかわした
君とこらからも続く日々の中で
わすれられない夏祭り