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17話 対決! 四天王プレテイアス!!

 狼系の魔獣は動きが早い。

 それでもスピーディー・ケンタウロスの力を得た俺の速さを越える事は出来ない。

 俺は次々に襲い来る敵を蹴り飛ばした。

 順調にレッドウルフを倒していたところ、急に熱気を感じたので飛びのいた。

 巨大な炎が俺がいたところを焼き払った。

 ケルベロスか!

 真ん中の顔が潰れたケルベロスが突進してきた。

 今日は逃げないんだな。

 親玉のプレテイアスがいるから強気みたいだな。

 別にお前が強くなったのではないのにな。

 俺はケルベロスの前足のスネを殴りつけた。

 痛がっているが致命傷にはならない。

 スピーディー・ケンタウロスの力では出力不足だな。

 それならっ!

 俺はケルベロスの足を駆け上ると同時に荒ぶる力のエナドリ、レイジング・ミノタウロスを作り出し飲み干した。


「これが荒ぶるミノタウロスの力だ! スカッとかっとべ! エナドリキック!」


 俺が蹴り飛ばすと、ケルベロスの左の頭部が吹き飛んだ。

 残るは右の頭部一つだけ。

 頭が一つしかないのであれば狼と変わりがない。

 また逃げようとしているが、今度こそ止めを刺してやる!

 ちっ!

 ケルベロスが焼き払った場所からレッドウルフが飛び出して来た。

 レッドウルフの爪で腹部を切りつけられてしまった。

 同士討ちしたのかと思ったが、レッドウルフには火炎耐性があったのか。

 油断したが傷は浅い。

 ぐあっ!

 今度は背後からか?!

 グリーンウルフが肩に噛みついている。

 少しケガし過ぎたかな。

 これ以上の負傷は危険だ。

 こういう時は頑強さを生み出すタフなエナドリ、マイティ・サイクロプスの出番だ!

 俺はマイティ・サイクロプスを作り出し一気に飲み干した。

 レッドウルフとグリーンウルフが噛みついて来たが、俺の体は牙を通さない。


「舐めるなよ! マイティ・サイクロプスを飲んだ俺は鋼より頑強だ! うりゃああっ!」


 噛みついていたウルフ達を投げ飛ばした。

 結構しつこいなコイツら。

 フェードとアリスは大丈夫か?


「シッカリ退けなさいよ。ほらっ、次は右!」

「うるせぇ! そっちこそ後ろにシールド張れよ!」

「もうやってます~」

「かぁ~っ! むかつくぜ!」


 フェードとアリスが喧嘩しながら魔獣達を退けていた。

 仲が悪いのに連携はばっちりだな。

 二人を心配する必要がないなら一気に敵をかたずければ良いだけ。

 もう一度スピーディー・ケンタウロスの出番だ!

 再びスピーディー・ケンタウロスを飲んでスピードアップした俺は一気に戦場を駆け巡り、周囲のウルフ達を殴り倒した。

 そして白銀滋養霊液を飲み干して傷を治した。


「プレテイアス、お前の手下は全て倒した。後はお前を倒してペプリカントの町を開放する!」

「倒せるのか? 随分消耗している様に見えるけどな」

「疲れはしたが無傷だ。問題ない」

「そうだぜ! アニキにはオレ様もついているからな!」

「私たちはザコ相手で十分でしょ。四天王はラウルに任せましょ!」

「頼りなさそうな仲間しかいないようだが、本当に我を倒せると思っているのか?」

「思っているさ! 一撃で終わりにしてやる! 出ろ! レイジング・ミノタウロス!」


 コイツを倒すには最大出力が出せるレイジング・ミノタウロスしかない!

 俺は一気に飲み干した。


「はぁ、ミノタウロスか。中級の魔獣の力が四天王である我に通用すると思ったのか?」

「思っているさ! くらえっ!」


 俺は飛び上がりプレテイアスの頭部を殴りつけた。

 ビクともしないだと?!

 俺は地上に降り立ち反撃の準備をしたが倦怠感に襲われた。

 このダルさ……カフェイン中毒だな。

 戦いの前に気にしていた事が現実になってしまった。

 飲み過ぎで出力が落ちた状態でも倒せるかもしれないと思ってたけど、甘い考えだったな。


「言ったはずだ。ミノタウロスの力など、たかが知れていると」

「それはどうかな? 今は本調子じゃないだけだ」

「負け惜しみだな。消えてもらおう。ウォ~ン!」


 プレテイアスが叫ぶと青色と黄色の狼が現れた。

 更に手下を呼べるのか!

 こいつは面倒だな。

 一旦退却しよう!


「こっちだ!」


 辺りを見渡して逃げ場を探していたら、急に呼びかけられた。

 アレはユウマ?!

 勇者のユウマが手招きをしている。

 何でここにいる?

 勇者を目指すって言ってたから、ペプリカントの町を救いに来たのか?


「フェード、アリス! 逃げるぞ!!」

「くそっ! 覚えてろよ!」

「ごめんなさいね!」


 俺はフェード、アリスと共にユウマの方に逃げた。

 ブルーウルフとイエローウルフが追いかけてくる。

 参ったな、スピーディー・ケンタウロスが使えない状態では逃げ切れない。


「撃てっ!」


 号令を聞いたと同時に矢の雨が魔獣たちに降り注いだ。


「ユウマさん、いまの内に生存者を安全な場所に!」

「ラウル、こっちだ!」


 矢を放ったのは生き残りの住民たちか?

 ユウマの後を追いかけて近くの家の中に入り、地下への階段を降りて行った。

 どうやら住民達は地下に避難していたようだな。

 今回は魔獣の群れのせいで倒しきれなかったけど、次はレイジング・ミノタウロスの本当の力を教えてやる!

 覚悟しておけよプレテイアス!

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