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116話 フトマ王を救え!

 俺たちはメガブタリスに乗り込んで、東地区にある冒険者ギルドから中央にある王城を目指した。

 王城に着くと城門が閉ざされていた。

 どうやら俺たちが敵対している事に気づいたようだな。

 でも城門を閉じた程度で俺たちを止める事は出来ない。


「ブタリウス! 突撃だ!!」

「ブッブッー!」


 ブタリウスが側面のサブドリルを射出して城門に打ち込んだ。

 ギュルルルルッ!

 そしてワイヤーを巻き取りながらメガブタリウスを突進させた。

 正面のメインドリルが城門に炸裂する。

 ガガガガッ、ドガン!

 城門をぶち破って城内に侵入した。


「ここから先はメガブタリウスから降りて進むぞ」

「レイリックさんの居場所までの道は我らノービスが切り開く!」

「徹底的に暴れてやんぜ! 本気でムカついてっからさ!」

「真実を突き止めるのはラウルさん達に任せます。レイリックさんを慕っている私たちでは正しい判断が出来ないと思いますから。」

「兵士たちが来ました! 行きます!!」


 ライルたち4人が襲いくる兵士たちを倒しながら進んだ。

 ピンチになったら助けようと思ったが大丈夫そうだな。

 次々に兵士たちを倒しながらレイリックがいる上階の部屋を目指す。


「仲間の敵!」

「マルバダスの使徒がいたぞ!」

「囲め! 敵は8人だけだ!」


 兵士たちが際限なく襲ってくる。

 ライルたちは出来るだけ死なせないように兵士達を倒している。

 騙されているだけだって分かっているからだろう。

 早くレイリックのところに辿り着いて真実を突き止めなければ、さらなる犠牲を生む事になる。

 急いで上の階を目指し、レイリックの部屋のドアをぶち破り侵入した。


「レイリックさんがいない? どこに行った?」

「やべぇぞ! 敵の援軍が来た!」

「ラウルさん達は先に行ってください」

「私たちが足止めします!」


 ライルたちが残って階下から上がってくる兵士たちの足止めを始めた。


「ねぇラウル? どうするの?」

「レイリックの居場所が分からないなら、フトマ王の保護が先決だ」

「さっすがアニキ! 王様さえ味方につけてしまえば兵士たちを止められるっすよね!」

「それならこちらでしたよね」


 セレスティナが謁見の間へ向かって歩き出した。


「待てよセレスティナ。先に行ったら危ねぇぜ。ここはアニキの一番弟子のオレの出番だから!」


 フェードがセレスティナを追い抜いた。


「誰が先頭でも変わらないと思うけど。フェードは子供ね」

「うるせぇアリス! 斥候はプロの仕事なんだぜ」


 フェードがナイフをペロリと舐めた。


「はいはい、フェードは敵の居場所が分かるし、奇襲に強いから任せますよ〜。そういう事だからセレスティナは私と一緒にゆっくりついて行きましょ」

「そういう事ならご一緒しますよ。僕の方が強いから安全だとは思うのだけどね」

「なんか言ったかぁ?」

「別に」


 一悶着あったが、この先は問題ないだろう。

 レイリックが借りている部屋から謁見の間は近いからだ。

 油断は出来ないが大量の敵と出くわす事はない。

 スルスル滑るように通路を進むフェード。

 そして何事もなく謁見の間にたどり着いた。

 ここで初めてフェードが立ち止まった。


「どうしたフェード?」

「部屋ん中に気配があるんすよ……4人か?」

「4人? 室内にいるのはフトマ王だけではないのか?」

「違うみたいっす。どうしやす?」

「急いで入室しよう。レイリックが王を狙っているかもしれない」

「了解っす!」


 フェードが謁見の間の扉を開けた。

 レイリック!

 室内ではギルドマスターのレイリックが剣を抜いてフトマ王と対峙していた。

 それだけではない、俺達を狙って捕まったはずの冒険者の二人もいる。

 確かボブとラスティンだったかな。


「調査の報告に来たぜレイリック。覚悟は出来ているか?」

「待てラウル! 話はフトマ王を討ってからだ!」

「そんな事を許すとでも思っているのか? オリビアなら捕まったぞ。事情を話してもらおうか?」

「そんな事をしている場合ではない! この機を逃したらフトマ国は終わる! 邪魔をするなああああ!」


 レイリックが振り返りフトマ王を切りつけた。

 だが剣がフトマ王に届く事はなかった。

 アリスの魔法障壁がフトマ王を守ったからだ。


「くそっ! なんで切れない! あと少しなのに!」

「あの女です! 気をつけてください! 防御魔法を張り巡らせて拘束する事も出来ますから!」

「あのトンガリ頭も危険だ! 俺をあっさり拘束した」

「能力を知ったところで負けはしないさ……なんてね。一度行言ってみたかったんだよね」

「ふざけてる場合かよ。さっさと片付けようぜ。雑魚共をさ!」


 フェードがナイフを構え、アリスが杖を敵に向けた。


「邪魔をするなら先に死んでもらうぞ! ラウル!!」


 レイリックが剣を構えて俺の方に向かって走ってきた。

 マルバダスの使徒はレイリックだったのか。

 どうやらセレスティナの最初の勘が当たっていたようだな。

 あの時にレイリックを倒していれば被害が抑えられただろうか。

 後悔している場合ではないな。

 レイリック達を倒してフトマ国を救うんだ!

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