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クズ男もいい男も千切っては投げる肉食小夜子の異世界デビュー  作者: ろみ


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【閑話】オーレイ村 温泉郷への道 ④ー1

イーサン回です。小夜子出ません。

対人戦闘。流血表現あります。


閑話は本編の時系列に連なっています。読まなくても話の筋は分かるようにしていますが、読んでもらうと話の補完になるかと思います。

 暑かった夏はいつの間にか過ぎ去り、朝夕とだいぶ過ごし易くなってきた。

 秋を迎えたオーレイ村では、最後の夏野菜と実り始めた根菜類、果物の収獲に忙しく、同時に冬支度に向けての準備も進められている。

 温泉宿はバギーの送迎も定着して、営業は順調だ。宿の従業員と集合住宅の爺婆達は助け合いながら辺境での日々を過ごしている。

 オーレイ村の住民達は今日も溌溂と働いていた。オーレイ村は自分達の糧を得て生活をするという今の体制となって2度目の冬を迎える。余裕を持って冬を越すためにも住民達は毎日準備に余念がない。それぞれ役割分担をして、老いも若きも一生懸命に働いている。

 そんなある秋の日の夕暮れ。

 レインがポート町からニールと一緒にオーレイ村に戻ってくると、オーレイ村の入口に美しい銀髪を緩く結い上げた青年が佇んでいた。

「イーサンさん!」

 レインは村入り口の遥か手前から叫んでしまったが、名を呼ばれたイーサンはバギーに乗ったレインを認めると笑顔で手を振ってくる。

 Sランク冒険者イーサン・バトラーが久しぶりにオーレイにやって来たのだった。

 

「みんな!イーサンさんが来たよ!」

 爺婆達の集合住宅にレインは撥ねる様に飛び込んだ。

 その後にイーサンとニールが続く。

 食堂には夕食の準備をしていたサリーとマーガレットがおり、イーサンを見て驚きに目を丸くしていた。

「こりゃあ久しぶりじゃないか。イーサン、あんたは!オーレイに全く寄り付きもしないで!こんなに長く放っておかれたら、爺も婆もあっという間に死んじまうんだよ!知らない内に私等に死なれたくなかったら、もっとこまめに顔を出しな!」

「あっははは、イーサン。サリーに怒られたくなかったら、これからはもっとオーレイに帰っておいで」

 婆2人の前回会った時と変わりのない愛情深い対応に、イーサンの僅かに感じていた緊張も解ける。この辺境の村を訪れることに1年以上も躊躇していたイーサンだった。

「サヨコと別れたからって変な気を使うんじゃないよ!男女の仲はどうにもならない事もあるさ。あんたは来たい時にいつでもここに帰ってきな」

「サリーには敵わないなあ」

 遠慮も無くズバリと言うサリーには、思わずイーサンも苦笑してしまう。

 だが同時に気も楽になった。

「ご無沙汰していてごめんね。みんな、ただいま」

「「おかえり、イーサン」」

 婆2人が昨年と同じく、皺だらけの顔をクシャクシャにして笑った。

 それから、1日の作業を終えた爺婆達が1人、また1人と食堂に入って来る。その度にイーサンは暖かい歓迎の言葉を受けた。

「イーサンさん、待っていましたよ」

 物腰柔らかなトーリも昨年と変わりない。

「トーリ、お邪魔してるよ」

「邪魔な事などあるものですか。いつでも好きな時においで下さい」

 昨年もこれと同じ事をトーリは小夜子に言っていた気がする。そしてイーサンに向けられる言葉も、小夜子への物と同じく心からの物だと分かる。

「本当にここは、良い所だねえ」

 イーサンの言葉に、トーリは笑い皺を深くする。

 爺婆、レイン達と夕飯を囲んだイーサンは、温泉宿に部屋を取る事は許されず前回同様に爺婆達の集合住宅に世話になる事となった。



 それから数日、イーサンはオーレイ村でのんびりと過ごしていた。昨年小夜子に連れてこられたイーサンは、温泉宿の従業員達にも友好的に受け入れられている。

 オーレイでは嬉しい再会もあった。

 昨年小夜子が王城で助け出した兄妹とその母親がオーレイで元気に暮らしていたのだ。

「やあ、見違えたなあ。大きくなったね」

 兄妹は身なりも整えられ、肉の落ちていた頬もふっくらと子供らしい丸みを帯びていた。

 イーサンが子供達の頭を撫でれば、ココとルルは嬉しそうに笑った。兄妹の母親には初めて会った。小夜子は王城を飛び出したあと、母親も拾ってオーレイに保護していたのだそうだ。

「サヨコさんとイーサンさんには、本当にお世話になりました」

「俺はちょっと子供達に関わっただけだよ。感謝はサヨコに」

 イーサンはそのように言うが、人見知りをするルルがイーサンの足にいつの間にかしがみ付いている。この事だけでもイーサンの人柄が窺えるという物で、母親のリリも思わず笑顔になるのだった。

 温泉宿の従業員には春に子供も生まれており、オーレイ村はますます賑やかになっていた。イーサンは住民達と交流しながらゆったりと田舎の生活を楽しんでいる。

 時には畑の収穫作業を手伝い、時には宿の厨房で女性陣と創作料理を試作する。温泉宿のバギーに乗ってポート町まで出かける事もある。

 毎日を気の向くままに過ごすイーサンは、ある日ココとジャックが運転するバギーに乗り、温泉宿の利用客達とポート町まで行くことにした。

「イーサンさん、森の小鳥亭に行く?」

「うん、ココとジャックと一緒にポート町に行って一晩泊まってくるよ」

「じゃあこれロッドさんに届けてくれる?」

 レインの後ろでダンとニールがそれぞれ一抱えの木箱を持っている。木箱には人参、タマネギ、ジャガイモと言った根菜類がぎっしり詰まっている。

「ロッドさんに収穫出来たらどんどん持ってきてほしいって頼まれてるんだ」

 昨年は集合住宅の住民の冬の間の食料を補って余りある程に作物の収穫があり、温泉宿にもかなり融通したが、宿の客が急遽増えたポート町にも随分買い取ってもらったのだそうだ。今年もポート町の全ての宿の稼働が上がっているという事で、野菜や果物の余剰分は全て買い取るとロッドから申し出があった。

「いいとも」

 働かざる者食うべからずという小夜子の掟が徹底されている集合住宅では、イーサンもお客ではない。滞在するためには労働するのは当然の事と、のんびり過ごす合間にもレインや爺婆達には色々と仕事を頼まれているイーサンだった。

 バギーの助手席にはココが乗り、運転席にはジャックが座る。

 荷物は全て空間魔法で収納して身軽なイーサンの他に、台車には2組のポート町から来たという老夫婦が乗っている。休憩を挟んでも3時間ほどでポート町に辿り着く行程だった。

 1度休憩を取った後、順調にバギーは街道を走り続けていた。

 ふとイーサンが気付くと、前方から馬に乗った男達がこちらに駆けてくるのが見えた。騎乗した男達はスピードを緩めずにバギーに近づくと、前後左右を取り囲み、騎乗したままバギーの周囲を回り始めた。

 男達は全員が抜刀していた。行く手を阻まれ、ジャックはバギーをすぐに停車させた。

 男の内の1人が停車したバギーの台車に乗り込んできた。

「抵抗するな。客は全員降りろ。子供と運転手は俺達の言う通りにしろ」

「・・・お客には足が不自由な人も居る。いう事を聞くから、どうかポート町まで送らせて欲しい」

 ジャックは言うなり近くに居た男に剣の柄で顔を殴られた。ココと利用客達から悲鳴が上がる。

「俺は降りる。みんな、言う通りにしよう」

 イーサンが最初に台車から降りた。

 それから老夫婦2組もココとジャックに謝りながら台車から降りた。

 真っ先に台車から降りたイーサンを男達は小馬鹿にして笑っていた。台車が空になると、乗り込んでいた男は助手席後ろのトランクの蓋の上に座り込む。そして片手でココの首をグッと握り込んだ。

「ポート町には行くな。このまま北に進路を取れ。ガキの魔力が尽きるまで進めるだけ進め」

「そんな事をさせれば子供は死ぬぞ」

 ココの首を握りしめていた男は、チラリと発言したイーサンを見る。

「完全に魔力が枯渇する前に気絶するだろ。死にはしないから限界まで車を走らせろ。エルマー領に入るまでだ。従わなければ、今この場で子供を殺す」

 ココは大人しく男に身を預けている。

「・・・分かった」

 ジャックは右手にハンドルを切った。

 街道からバギーは逸れて、ラガン平原を北に向かって走り始めた。


 街道に取り残された老夫婦達とイーサンは街道からバギーの姿が見えなくなるまで待った。

「ごめんね。怖い目に遭わせた」

「いいえ、ココちゃんに比べたらなんてことないわ」

「ジャックにも悪かったなあ。俺達を心配して殴られてしまって」

 イーサンは老夫婦2組に自分に触れてもらう。

 そして転移でイーサンと老夫婦はポート町の入口まで一気に飛んだ。

「私達はここまでで大丈夫よ」

「早く2人を助けてあげてくれ」

 手を振る老夫婦達に頷いて、イーサンは先ほどココ達と別れた地点まで再び転移で戻る。

 それから勢いよく空に舞い上がったイーサンは、バギーを猛スピードで追いかけ始めた。

 イーサンの飛行速度はバギーの速度を遥かに上回っており、あっという間にバギーに追いつく。

 バギーの遥か上空を飛んでいるので男達にはイーサンの存在は気付かれていない。

 イーサンは上空から風刃を飛ばし、ココの首を掴んでいる男のその腕だけを音もさせずに切り落とした。ココの首から男の腕が外れて、走行中のバギーの後方に飛ばされ見えなくなった。

「ココ!」

 ジャックはバギーを急停車させ、咳き込むココを抱き寄せた。

「・・・・っぎゃあああ!」

 男が自分の身に起きた事を理解して絶叫すると同時に台車に降り立ったイーサンはバギーから男を蹴り落した。

「この野郎!!」

 バギーの周囲に居た男達がイーサンに気付き、バギーに馬を寄せてきたが、2人の男の首をイーサンは瞬時に切り落とした。

 首を失い落馬する仲間に気付いた男達は、今度はすぐさまイーサンから逃げようとする。しかしイーサンの攻撃の方が早い。

 上空に舞い上がったイーサンは方々に逃げる男達に1度ずつ風刃を飛ばす。1人は片腕を切り飛ばされて落馬し、もう1人は片足を膝下から切り飛ばされて落馬した。

 激しく流血し続ける男二人を掴むと、イーサンはバギーの傍まで飛んで戻った。

 5人の男の内、2人は即死。3人の命はまだあるが、手当しなければいずれ失血死するだろうと言う状況だった。

 対人の戦闘など見た事も無いココとジャックは真っ青になっている。

「・・・ジャック、ココの目隠ししてやって」

 体が固まってしまっているココを、ジャックは自分の胸にそっと抱き込み顔を隠した。目を塞ぎ、耳も塞いでやれば、ジャックの心音を感じている内にココは極度の緊張からストンと眠りに落ちた。

「酷い物を見せた。ココには、可哀想な事をしてしまったな」

「・・・いや、仕方なかったろ」

 ジャックが掠れた声で答える。

 いつも笑顔のイーサンが、今はジャックが初めて見る冷徹な表情を見せている。戦闘モードのイーサンを前にジャックも緊張を未だ解けずにいた。

 迷いなくココの急所を掴み、動きを封じた男を見て、子供を殺す事も躊躇わない者達だとイーサンには分かった。だからイーサンは確実に敵の数を減らし、残りは行動不能にした。

 一所に集めた男達をイーサンは見下ろす。

「バギーを奪ってどうするつもりだった?」

「・・・・・」

 血が溢れる傷口を押さえながらも男達は口を開かない。

「エルマー領って言ってたね。そこにお前達の拠点があるの?」

「・・・・・」

「お前達、死ぬよ?俺は一人だけは生かしておこうかと思っている。俺の質問に答えた奴の治療をしてやる。お前達はただの盗賊じゃないな。お前達は何者だ。犯罪組織なのか、誰かに雇われているのか。どこの組織にお前達は属している?」

 バギーと運転手だけを連れ去り、イーサン達の持ち物には興味を見せなかった。乗客の荷物を奪わないのは盗賊として極めて不自然だった。男達は何か明確な目的があって行動したとイーサンには思えた。

「もう意識を保つのも難しいだろう。切り口からの出血量も減って来たぞ。だいぶ体の血が失われたな。・・・残念だな。もう治療をしても遅いかもしれない」

「エ、エルマー男爵だ!」

 一人の男がそう叫んだ直後、隣に居た男がナイフで男の首を掻き切った。ココの首を掴んでいた男だった。

 イーサンは男の手を蹴り、ナイフを弾き飛ばした。

「この期に及んで口封じをするとは、主に対して見上げた忠誠心だな。まあ、その判断は遅かったけどね。その心意気に免じて、生かすのはお前にするね」

 男を後ろ手に縛り、両足首を縛り、猿轡をはめると台車に放り投げた。

 地面の上には片腕を切り落とされた男が意識を失って横たわっていた。

「まあ、もう一人くらい居ても良いか」

 イーサンは最近会得した、水魔法派生の微弱な治癒魔法を死にかけている男に施し、その男も台車に放り投げる。最初に縛った男にも治癒魔法をかけてやるが、イーサンの治癒魔法は不完全なお粗末なものだった。傷口の血は辛うじて止まったが、皮膚の再生などされず赤い肉と骨が見えたままになっている。止血が出来たのか、タイミング的に体内の血液が失われて出血が止まったのか判断は微妙な所だった。

 イーサンは首元に掴まれた跡が残ってしまったココと、顔を殴られたジャックの治療も行う。軽い怪我などに対してはイーサンの治癒魔法は有効で、ココの首の痣は綺麗に消え、ジャックの切れた口端も腫れと痛みが引いた。

「ジャック、報告もあるからいったんポート町に行こう」

「分かった」

 小夜子であれば無制限だろうが、イーサンには1度に転移できる容量の上限があった。バギーの他に馬4頭では最悪どれか取り零すかもしれないので、大事をとって今度はバギーに乗ってポート町へとイーサン達は向かった。

 

 バギーに乗ったまま、イーサン達は冒険者ギルドの裏手に回った。小さな訓練場と解体倉庫の間にバギーを止める。ギルドの建物の中から訓練場を見下ろしている職員が居たので、ノエルを呼ぶようにイーサンは声を掛けた。

 馬4頭は手綱を持っている訳でもないのに従順にバギーの後を付いてきた。裏手にあるギルドの厩で馬達は水を飲んでいる。

 ノエルは冒険者数名を引き連れてすぐにイーサン達の所にやって来た。

 ノエルは台車に転がる男2人と、口の端を赤くしたジャックと、イーサンに抱きかかえられて目を閉じているココを見る。

「怪我は」

「俺は殴られただけで、ココに怪我は無い」

「ジャック、後は俺達に任せて先に宿で休んでて」

 ジャックはイーサンに頷くと、ココを受け取って義理の両親の宿へと向かった。

 ノエルは冒険者達と台車に転がる男達の顔を確認している。

「どうだ。こいつで間違いないか?」

「ああ、確かにこの男だった。前にバギーを譲れと強引にラウールに迫っていたな」

 男達は以前からバギーを狙っていた者達と同一人物であると確認が取れた。


 

 時間は今年の春まで遡る。

 春を迎えて、花の盛りを迎えたポート町は観光客で賑わっていた。そしてポート町から噂を聞いた観光客がオーレイの温泉宿へも足を伸ばし、オーレイも冬を過ぎても宿は満員の日が続き、バギーの送迎もフル稼働していた。

 珍しいバギーの送迎車も温泉宿の名物として認知されていたのだが、春頃からバギーを運転する従業員にバギーを譲らないかと声を掛ける者がチラホラと現れ始めた。その相手は裕福な近隣の町から来た商人などが多かった。

 宿の従業員達は人を疑う事を知らず、バギーについて質問されれば色々と宿の客に答えてしまっていた。その結果、子供の魔力を使って動く魔道具である事、子供が1人で運転できないので運転手が別についている事などが不特定多数に広く伝わってしまう事になった。

 辺境の田舎で、見たことも無い馬車よりも便利な魔道具を庶民が扱っている事。それと同時期にオーレイの建物すべてに畜光石が使われている事なども、近隣の町から町へと広まってしまった。辺境にあるまじきオーレイの豊かさが徐々に近隣の町へと知れ渡っていった。

 春を過ぎて、オーレイではたびたび畜光石の盗難騒ぎも起こるようになった。

 パッと見は無防備に壁に嵌め込まれているように見える畜光石だが、小夜子が盗難防止にえげつない防御魔法を掛けている。

 住民はその威力を知らなかったのだが、外部の人間がその効果を立証してくれたのだ。

 盗みを働いた者は体のあちこちに火傷を負い、全員もれなく意識を失った。その盗人達は冒険者達が引き受けてポート町に搬送してくれた。盗人達は魔が差した宿の客、遠方から来た素性の知れない者、何者かから依頼を受けて犯行に及んだ者様々だった。

 ポート町の冒険者が日頃からオーレイに出入りしている事もあり、一般庶民相手であれば犯罪の抑止力になっていた。しかし小金持ちの商人、富裕層の者達が出入りするようになると、オーレイののんびりとした雰囲気は客層によって変わるようになってきた。

 遠方からやって来る身なりの良い客は、横柄な態度の者も多かった。

 宿を利用するだけならいいが、畜光石、バギーに留まらず宿自体を譲れという話もされる事もあった。

 バギーは温泉宿の物とレインが運転する物の区別が外部の者につく筈もなく、宿の送迎バギーもレインが運転するバギーもひっきりなしに譲ってくれと話を持ち掛けられる。

 宿の管理人もトーリも対応に苦慮するようになってきた矢先、とうとうココが連れ去られそうになる事件がポート町で起こった。幸い気付いた冒険者がすぐにココを奪い返したのだが、実行犯には逃げられてしまった。

 道具や設備だけでなく、魔力持ちの子供まで標的にされて、オーレイまで常に目が届かないノエルはイーサンに協力を要請したのだった。


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