◆一日目
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今日は散々だった
朝は電車遅延で遅刻するし、お客様に絡まれるし……これはいつもか。他のスタッフとぶつかってしまったり、お年寄りの方の案内で時間がかかってチーフに怒られたりしたけど、頑張った。
そう自分を奮い立たせて入ったコンビニ。
もう日付も変わる時間帯。夕飯代わりのおにぎりとカップ麺を手に。深夜で隙間だらけのスイーツの棚の前に仁王立ちした。
今日だけは。今日くらいは、少しくらい甘いもので自分を慰めてもバチは当たらないはずだ。…もう日付変わってるけど。
限定の有名パティシエ監修、苺とチョコの贅沢パフェ。お値段480円!
お値段もカロリーも素敵な数値だけど、構うものか。気になってはいたけど手を出せなかったパフェを鷲掴み、私はレジへと向かった。
1DKの部屋に帰ると、大事なスイーツを冷蔵庫にそっとしまって、シャワーを浴びる。
くたびれた部屋着のまま、とりあえずはテレビをながめながら、カップ麺をすすっておにぎりをぱくつく。
お湯を沸かして、ティーバックのお茶を丁寧に淹れて準備は万端。
いざ。
意気揚々と冷蔵庫を開けた、私の目が点になる。
……無い。
一度そっと冷蔵庫を閉めて、もう一度覗いてみる。
やっぱり無い!
何故?
もしや買ったつもりで買ってなかった?と慌ててゴミ箱からレシートを漁る。
オニギリ 鮭 128円、カップラーメン塩 130円、イチゴトチョコノゼイタクパフ。480円。
「何でないの!?」
冷蔵庫を隅から隅まで探しても、カバンを確認しても、悲鳴を上げても480円のスイーツは出てこない。
あああ……苺とチョコのパフェ…。
もう、心が折れた。
それ以上探すことも、代わりのスイーツを買ってくる気力もお金も時間もない。
しおしおと肩を落としてベットに倒れ込み、そのまま寝てしまった。
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