私のエッセイ~第五十七弾:「ジョーク・カフェ」♪♪~本日のメニュー:最悪のブラック・ジョーク(2022.8.12付)
皆さん、おはようございます!お元気ですか・・・?
いや~、夜間は、トンデモネー湿度でしたよね!
眠れましたか・・・?私は、全身汗べっちょりで、なかなか眠れませんでした。
持病の糖尿病もありますので、夜中におしっこした後は、必ず「コップ一杯の水」を飲む・・・これを心がけております。
血液が、どうしても、ドロドロになりやすい体内環境ですからね・・・皆さんも、夜間の「うっかり脳梗塞」などには注意してくださいませ。
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さて・・・今朝のブラック・ジョークですが、内容が下品でエゲツなく、それこそ「最悪レベル」ともいえるブラック・ジョークです。
ジョーク自体が長いものなので、今回は、この「単独ネタ」とさせていただきます。
このジョークに関しましては、多少の「前フリ」と「後解説」が必要ですので、ソースから、そのまんまお借りしてきちゃいました。
私が書いた書評や解説ではありませんので、今回だけは、そこんとこヨロシクッ!なんちゃって(苦笑)。
では、「前フリ」に、行きマッカーサー元帥!(← 昔のあたいの口癖よん。誰か、はやらして!)
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いわゆる「ブラック・ジョーク」と呼ばれるものは、神経質に分類するなら、二つのグループに分けることができる。
ひとつは、単純に「ブラック・ジョーク」と呼ばれるものであって、従来からある、いわば「正統派ブラック・ジョーク」。
もうひとつは、「病的ジョーク」と呼ばれるものである。
これは、「神経症的ジョーク」といったらよいのか、恐怖や不安や強迫観念などがむき出しになっていて、もはや「ユーモア」とは言いがたいものが多い。
次に、最もひどいものを紹介しておこう。
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【最悪のブラック・ジョーク】
アフリカにやってきた白人の貿易商が、村のバンガローに泊まっていた。
彼は巨大なピストルを二丁、腰にぶら下げ、電池で鳴るプレーヤーにホット・ジャズのレコードをかけ、朝からウィスキーを呷っていた。
やがて、白人は黒人の給仕を呼びつけ、ニ、三度、給仕の睾丸を蹴っ飛ばしてから、用事を言いつけた。
これから強姦するから、村から十二歳の処女を連れて来い、というのである。
少女が連れてこられた。
白人は少女を前と後ろから犯した後、腰のピストルを抜くと、バン、バンと射ち殺し、またホット・ジャズのレコードをかけた。
「おい、この死骸を引きずり出せ。そして、別の娘を連れて来い!」と、白人は給仕に命じた。
白人が二人目の少女を強姦していると、村から不気味な太鼓の音が聞こえてきた。
(ドロドロドロ、ボンゴボンゴボンゴ・・・)
「なんだ、この太鼓は?」と白人は、ヘロインを自分の腕に注射しながら給仕にたずねた。
「俺は、この糞ったれ太鼓にがまんがならんぞ。酋長を呼べ、酋長を!」
酋長がやってくると、白人はものも言わずにピストルで殺し、死体を庭先に蹴り出した。
(ドロドロドロ、ボンゴボンゴボンゴ、ドンドンドン!・・・)
太鼓の音が、突如、高く鳴り出した。
「なんだ、この太鼓は!?」と白人は怒鳴って、ジャズのレコードを全部叩き割り、踏みにじった。
「旦那が射殺なすった酋長のための、喪の太鼓でごぜえます。」と、給仕が説明した。
「畜生、俺は我慢がならん!」と、白人はがなった。
「いったい、いま何時なんだ?」
「真夜中でごぜえます、シュバイツァー博士。」
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このジョークには、多少の解説が必要かもしれない。
『シュバイツァー博士』という名は、アフリカの「救らい事業」に生涯をささげ、1952年にノーベル平和賞を受けた医者、神学者、バッハの伝記作者、オルガニストの『アルバート・シュバイツァー博士』を想起させる。
博士は、あらゆる点において「現代の聖者」というべき偉大な人物であって、先のジョークが描き出した下劣きわまるサディストの白人とは、その「皮膚が白い」という一点を除けば、正反対の人物である。
博士は、白人たちがアフリカの黒人に対して犯した非人道行為を、自らの行動によって告発したのである。
博士の行動は、多くの心ある欧州人を恥じ入らせたが、同時に、ひねくれたインテリの中には、まさに、その「非の打ち所の無さ」、その「崇高な精神」ゆえに、博士を憎悪する者もいた。
彼らは、好んで博士を「スカトロジカル・ジョーク」の題材とし、邪悪なドス黒い笑いを作り出そうとしたのである。
先のジョークには、「ユーモア」というものは、ほとんどない。
フロイトのいう「魂の偉大さ」などというものは、全くない。
あるのは、「病的な悪意」と、「ヒステリー症的いらだち」だけである。
これは、「ジョーク」というものが行き着いた、極北の地点なのだ。
病的ジョークは、ブラック・ユーモアが落ち込む危険な「陥穽」ともいえる。
では、次のようなものはどうか?
「それはともかくとして、リンカーン夫人、お芝居の方はいかがでしたか・・・?」
「リンカーン夫人」は、もちろん、リンカー大統領夫人であり、リンカーン大統領が観劇中に暗殺者の凶弾に倒れたことは、周知のこと。
やはり「病的ジョーク」は、荒廃したブラック・ユーモアであろう。
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・・・いかがでしたか?
この長~いジョーク・・・一言で表現するならば「シュールである」・・・こんな感じが私にはしたんですが、皆さんはどう感じられましたか?
次回は、また通常のジョーク紹介に戻りますので、よろしくお願いします。
今朝も、ここまでお付き合いくださいまして、ありがとうございました。 m(_ _)m
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(※) ジン竜珠 様、誤字報告の件、本当にありがとうございました。自分でも、なるべくこういった、つまらないミスは、なくしていきます。では・・・。 m(_ _)m