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今世を決める

 ゲーマーの定義とは何か。俺はゲーマーとは、自分でゲーマーであると言えることだと思う。そこにかけた時間や課金額なんてものは関係なく、自分が本当の意味でゲーマーであるということを言うことができるのであれば、それはゲーマーなのだ。


 まぁ、なぜ俺がそんなことを話したかというとだ。俺はゲーマーだからである。と言ってもつらかったが!小学生、中学生の頃に親から1日1時間という超時代錯誤的なルールを敷かれ、その圧政に耐えたきた!ほかの友人ががっつり夜更かししてゲーム三昧を謳歌していたころ、部活や習い事、親の手伝いと全力でゲームに時間を割けなかったのである!


 そんな俺が最もはまったゲーム、それが、MMMこと、『モンスターマスターマッチ』である。現実に存在する生き物から空想上の生物まで幅広く取り扱ったAR展開型育成ゲームだ。授業中にデバイスを先生に取り上げられた時にはマジでこの世の終わりかと思った。その後、親にばれてゲーム禁止令を出されるわ、学校でのあだ名が「さらし(さらし首)」になるわでひどかった。一生モノの汚点である。もう二度としまい。


 ただ、そんなことを経験しても、俺は思ってしまったわけだ。「うわー、こいつらと冒険できたら最高に楽しそうなのに」と。そう思っちゃったわけである。だからこそ!今回、リベルテの登場を心待ちにしていたのだ!体験版で出会った、猫!ドラゴン!そしてまだ見ぬモンスター達よ!あいつらを仲間にしたくて仕方ねぇ!ry)


 というわけで。俺が目指すのは、そんなモンスター達と交流して冒険ができる世界である。なので、これを指針に、もろもろ決めていこうじゃないか。


「リラさん。質問があります。」

「はい!なんでしょう?」


「俺はモンスターと仲良くなっていきたいんだが、例えば一緒に仲間にしていくみたいなことってできるのか?」

「はい!可能です!しかし、モンスターと言っても千差万別ですので、様々な要素が関係してくるかもしれませんね。」

「様々な要素?っていうと具体的にはどういうことでしょう?」

「お答えしかねます♪それを探していただくのもリベルテの醍醐味ですので!」


 ほほう。。。そう来るか。言わんとすることはわからなくもない。だとすると、聞き方を変えてアプローチする必要があるな。


「なるほど。。。では、もうひとつ。種族によってできること、できないことってのがあったりするのか?」

「詳しくはお伝え出来ませんが、種族というのは、あくまで傾向のようなものととらえていただけるとよいかと!それに得手不得手というのは存在いたします!詳しくはご自身で体験いただくのが一番と思っております♪」


 ふむ。傾向か。確かに、現実でも何を目指すのかは、その人次第だしな。おっしゃる通りだ。今までのゲームで攻略サイトとか見ながらだとなんか萎えてきちゃうしな。おし。んじゃやるか。


「リラさん、俺のキャラクターはこちらでお願いします。」


 俺はリベルテでの自分を決定づける情報をポップアップウィンドウに記載してそのままリラさんに手渡した。


「はい♪承りました!早速行かれますか?」

「いえ、最後に、初回購入特典のコードをお願い致します。コードはXXX-XXXX-XXXXです。」

「あら、ありがとうございます♪。。。はい!確かにコードを受理いたしました♬ささやかではございますが、わたくしからプレゼントをお送りさせていただきます!それ!」


 いうや否や、俺に向けてリラさんから暖かな陽光のような光を受ける。と同時に、足元に幾何学的な魔方陣が浮かんできた。


「それではイッセイ様!短い時間ではございましたが、お付き合いいただきありがとうございました!この度のナビゲーターは、私、リラが務めさせていただきました!それでは、リベルテの世界へいってらっしゃいませ!」


 だんだんと光が強くなってくる。俺の鼓動もドキドキが止まらんぜ。


「おっし!行ってきます!」


そして、俺は、Liberteに降り立った。


To be continued…





・キャラクター名:イッセイ

・性別:男

・年齢:20

・種族:魂人

・スキル:-

・称号:自由の探究者


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