01 発見された古代文明の星間研究所より復元された文章データより
遥か昔、遠い彼方の別の星の海の話……
『それ』がいつ存在していたかはわからない。
一説には宇宙終焉からの再誕を経験しているとまで言われているが、推測を出ていない。
調査の結果、信ぴょう性に欠けるものの『それ』の表面観測の結果、どうやらその可能性が高い。という話はある。
ともかく『それ』巨大であった。
最低でも一般的な恒星程の大きさである『それ』は様々な名称で言われていた。
ある巨人文明では暴虐。
ある哺乳類文明では破壊。
ある機械生命体文明では混沌。と
しかしその形状から『竜』と呼ばれる事が多かった。
幾多の文明や存在がその暴虐と破壊と混沌の竜を滅する為に幾度となく挑戦したが、退く事しかできなかった。
しかし幾度とない戦いにより、『竜』は疲れたのだろうか。
最後に行われた超々遠方観測により観測された映像では、ある遠方銀河にて形成したての溶解段階の惑星に、その身体を《縮小》させ、その身体を惑星に沈めていくのを捉えている。
自殺という線も考えられるも、溶解惑星の温度は最大で4000度。これがその惑星の最大温度であり天文学的分析では冷えていくと推測されている。
『竜』は過去の征伐時に最大1500万度の量子爆弾を使用しても傷すらつけられなかった為、自殺という線はないと断言できる。
ともかく、我々学術分析データセンターは『竜』と惑星を、終わりのその時がくるまで観測していくこととする。
―――――発見された古代文明の星間研究所より復元された文章データより
データより復元された『竜』の全体像。
語彙力低下版
昔々ある所にめっちゃヤバイ宇宙生物がいました。
どれくらいヤバイかというと、某シャイニングな国のディアディア言ってるウルトラな巨人を目からビームで沈めるレベルにヤバイ奴でした。太陽並みにデカいし。
名前も暴虐とか破壊とか混沌とか言われてるのでお好きな名前でどうぞ。
まぁそんなヤバイ宇宙生物でも疲れたらしく、ある溶岩惑星に、なんか知らんけど体を100mぐらいに小さくして沈んでるのを見かけたわ。
あいつ瞬間熱力が太陽並みの温度の1500万度の熱に耐えてるから、たかが4000度の溶岩惑星でどうにかなる訳ないし。
まぁあの溶岩惑星、数億年後には温度下がって普通の惑星になるんじゃないかな。よくわからんけど。
とりあえずあの宇宙生物が入った惑星、俺達の文明が続く限り観測するわ。
―――――ってなんか宇宙の遺跡から発見された宇宙ウィ〇ペディア的な奴に書かれてた。