路上にて、山吹隊員の証言2
おはようございます、探偵さん。
……なんだか冴えない顔ですね。
どうしました?
……えー?
そんな顔でしたっけ?
ところで今日は何を調査するんですか?
……隠し部屋!!
そんなものあるんですか?!
……なるほど。
まぁ現状、可能性を潰していくしかないですもんね。
でも本当にそんなものがあったらと思うと……何だか不安です。
……だって……。
誰も知らない部屋があってそれが何処かに通じているなら。
ここ、簡単に制圧されちゃいません?
その部屋に何があるかも分かりませんし……。
……それに、もしそれが本当だったら。
会社の……誰も知らないのは、ちょっとあり得なくないですか?
だってそういうのって、最初に作らないと作れないものなんじゃないですか?
むしろ知らない訳が……。
少なくとも、ここを作ったときからいる人は……。
だとすると……。
……何だか急に怖くなってきました。
主任、早く帰ってこないかな……。
……私は今日は、グリーンさんと共同訓練の予定です。
藤さんがいなくて、もしかしたら現場に出るかもしれないから、一応少しでも慣れるようにって。
はぁ〜やだなぁ。
教官めっちゃ怖いんですよ……。
……私、完全に後衛向きなので、実は一度も現場に出たことが無いんです。
なかなか経験を積めるような機会も無かったですし。
でも皆の邪魔をしないように経験を積むって難しくないですか?
探偵さんだって昔は新人だったんですよね。
どうやって現場に慣れていったんですか?
……それ自分が天才だって言いたいんですか?
……はいはい良かったですね。
……あ。あれ。
噂をすれば。
……あの会社の前で民族衣装で激しく踊ってる人いるじゃないですか。
あれがグリーンさんです。
せっかくだから観て行きましょう。




