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爆縮と体温の機知(3)

犬馬のシニカル

誰かが言っている事柄に

正解は無くて

聞くだけで

読むだけで

なんとなく自分が好きな物を

脳が勝手に

ピックアップしてくれている

それだけのことだ

正解は好きな物とは限らない

大抵の人は

好きな物が正解だったら良いな

そんな願望の中で生きている

だから

他人の願望を

口の中に突っ込まれたなら

噛み砕いて吐き出して

構わないのだ


意見は平行線

地平線を見るかのようで

永遠に触れられない

それが正に平和なのだ

交わる為に

考えなければならない項目が

出てくるからだ

それが

人の為に考えるということ

個人の意見は変わらない

変えなくて構わない

そこから好きな分

逸脱した物を考えれば良いだけ

僕等は皆

アウトサイダーとして

人の為を考えている

それが出来なくなったら

その時こそ

相手の顔面を

本気で殴る時なんだろう


プレス機で量産される

倫理観と道徳心

平等をラッピングして

綺麗に整えたら

社会に出荷される

同じ形で

持ち続けるのは不可能だ

経験という物は

それの形を変える

変えて構わないのだ

誰かが言われた

「大人っぽくなった」には

その変化の一欠片が

含まれている

人の形なのさ

その形を求めるように

僕等は作られている


形は立体

本体として生きているようで

匿名性に憧れている

それが正に戦争なのだ

違う形に憧れて

全てを

同じにしようとしたり

自らの枷を外して

全てを

吐き出して行こうとしたり

際限なく広がるのは

止めるべき理由が無いから

違う形を求めることを

今の自分にとって

悪いことだとは考えていない

だから

面白いのだろう

誰にも止められない存在に

何かの空間で成れるのであれば

現実世界の本体に

影響が出るだろうから

土台の素材を選ぶのは

個々人の自由だろう

出来上がった物を

僕達は称賛している



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