世界資料-伝記-三つの世界の始まり。
これはこの世界の歴史的財産らしい。
闇の世界に闇を司る魔神が居たという
光の者曰く地の底にある氷の監獄よりも冷酷な神だったという。
闇の者曰く大罪を以て意思を創り、希望を与えたという。
光の世界に光を司る天神が居たという
光の者曰く善を以て幸福へと導き、徳を与えたという。
闇の者曰く灼熱の光を放ち居場所を奪い去る神だという。
それぞれ別の世界を担っていた彼らは絶対に関係しない筈であった。
しかし、光の世界と闇の世界は広がり続け遂に衝突した。
天神は闇を照らすため、光の者達に体と武具を授けた。
魔神は光を覆うため、闇の者達に魂と魔法を授けた。
光の者達は体を失えば存在も消え、闇の者達も魂を失えば存在が消えた。その為に光の者達は身を守る盾と魂を貫く矛を手に、闇の者達は心を保ち肉体を滅ぼす魔法を使い、初の戦争が起きた。
しかし、お互いにとって凶悪な力を持つ為闇と光の者は数を減らしていく。
光の者が消えると光は弱り、闇の者が消えると闇が弱る。そうなると無の空間ができた。光もなく闇もない。
光が無くなり、無に残された光の者は体と武具を残して消えた。
その体と武具を闇の者が使った。
闇が無くなり、無に残された闇の者は魂と魔法を残して消えた。
その魂と魔法を光の者は取り込んだ。
体と魂、武具と魔法。これらを持った者はどちらともつける曖昧な存在になった。これが今も暮らす者達。即ち命が生まれた瞬間だった。
命を持つものは強力であった。光と闇を操り、身体や魂、武具と魔法を強力にしていった。その力はやがて、天神や魔神に匹敵する者も現れた。
その者は自らを創造神{謎の文字になっている。}と名乗り、地上を作った。
地上は生命で満ち溢れて居た。
やがて生命は更なる地を求めて光と闇へ侵攻するようになった。
光より強く、闇よりも強かった命を持つ者は光と闇を減らし、地上を広げていった。
そこで魔神と天神は少なくなっていく場所を広げる為に神々自身が戦った。
魔神は数多の魔法を使い、天神は無敵の武器を使った。
戦いが行われたのは光と闇の間にある地上だった。
勝った方が相手の領地を奪える契約がなされた神々は地上を巻き込み戦った。
天変地異を起こし、生命を少しづつ減らしていった。
その事に創造神は魔神譲りの感情を持っていたので激しく怒った。
その力は天神譲りの体を更に強くした。
そして戦う2人の神に最悪の槍と最悪の魔法を放った。
その衝撃は激しく、魔神は光のあった天の方の場所に、
天神は闇のあった地底の方の場所に弾け飛んでて死んだ。
その亡骸は光と闇で溶かされていき、魔神の魂は宇宙に、
天神の体はマグマと水となった。
でも、弾かれた魂と体の破片が混ざりあった物が地上に遺されている。
その者達は{文字がぐちゃぐちゃになっている。}と呼ばれた。
目覚めたの遠い未来だった。
そして地上は光のあった方と闇のあった方を一部を残して取り込んでいた。
それらが今の天界と地底界、そして地上界。
これが今の世界の始まり。
-おお、神よ!この世に寵愛を与え給え!
途中のアレはどう読むべきか…文明が発達すれば分かるだろうか。ま、監視人の私には関係しないかな。そういうのは考古学者とかがやるべきだ。