は パパカンバー
三行でまとめてみる。
・博識です。
・オカマです。
・キモイです。
立派なお髭に真っ赤なリップ、オネエ言葉のオカマきゅうり。
その根に知識を蓄える博識の魔。「ホッホッホ」「オホホホホ」等と野太い声で笑う。
ただし、知識を応用する頭は基本的になく、目の前で起こった「応用的出来事、音声」を知識として蓄えている場合が多い。思考して議論するほどの上級パパカンバーにはそうはお目にかかれないが、的確な知識を的確に発言するため大抵のパパカンバーとは擬似的に議論が成り立つ。らしい。
茎から実が切り離されると、変な裏声で「きゃーあぁ」とか叫ぶ。その悲鳴で反射的に実を踏み潰させて種を露出させ、投げ捨てさせることで別の場所に根付く……のだとか。
切り離された実は知識の源たる「根」から離れてしまうため、ただのおばかなオカマさんと化す。「実」は頭カラッポらしい。
また、切り離された実から根に知識が伝播する事はないようだ。
「あなた様の偉大なる英知を分け与えて下さい」とか何とかおだてて根の一部を貰う事が出来る。が、貰われた根の分だけパパカンバーの知識は失われるっぽい。
根は、ホムンクルス作成の実験材料に(特に記憶能力部分の素材として)よく使用される。
召喚の代償は、最低限必要なところで「良い液体肥料」「おいしい水」「本が一冊」。良いものを使用すると良いパパカンバーに当たりやすいという噂がある。
また、しばらく居座って欲しくても定期的に本を与えないと勝手に帰ってしまうようだ。
つやつやぷるぷるのリップで本を食し、知識を根に補給する。持っている知識には個体差があるため、召喚時にきちんと必要な知識分野を指定しないと望まない知識を披露されて悲鳴を上げる羽目になるかもしれない。
艶本の食べすぎで変態紳士化しちゃったパパカンバーに、魔術師が悪影響を受けたとか何とか?
まぁ、これは冗談ですが。多分。きっと。
召喚に失敗すると「きゃーかんばー(引っ張るときゃーと鳴くただの魔界きゅうり)」が召喚されます。