まほうのれんしゅう
早くこの幼児編をを通り過ぎたい。多分ある程度まで設定を書いたらスキップします。
魔法が使えるようになってから、1週間が経った。毎日、魔力操作の練習をしていたおかげで、今では、光の玉を3回まで使えるようになった。凄まじい早さで成長している。これは、俺の成長速度が速いのか光の玉の消費魔力が少ないのかわからなけれど自分的にはすごい嬉しい。
後、魔力操作の練習をしていてわかった事がある。それは、身体強化ができるという事だ。活性化した状態の魔力を、体にガソリンを入れてるイメージで体に魔力を流すと体組織が活性化していつもよりも力が出るようになったり五感が強化されたりする。今のところ俺の全魔力を体全体にまわしていつもの1,5倍くらいの力が出るようになった。これは、本には書いてなかったけど魔法じゃないのだろうか?魔力を使うのに魔法じゃ無いなんておかしな話だけどね。名前が分からないので俺はこれを仮に「身体強化魔法」とした。
しかし、これには欠点がある。神経も活性化させるので痛みが増幅されるのだ。しかし、この身体強化魔法は一部分に偏らせることも出来る。こっちのほうが魔力を節約することが出来、しかも神経を強化しなくてすむのでとても優秀だ。しかし、その反面恐ろしく難しい。とても難しい脳トレをしながら動かなくちゃならないのだ。まず、無理げーである。しかし俺は諦めない。難しい脳トレだということはトレーニングすれば出来るようになるということだ。まだ希望はある。魔法の練習とともに並列で進めて行きたい。
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あれから1年が経った。俺はもうこの国の言語をほぼマスターした。マスターしたお陰でいろんなものの名前が分かってきた。まず、俺の名前は「カイト」で母親は「ミーナ」、父親は「ジーク」であることが分かり。また、使用人の名前は女性のほうが「マナ」男性のほうが「ジャック」である事も分かった。次に母親は魔法使いで得意な魔法は水魔法らしい。元は冒険者で結構有名な人だったようだ。また、父親は騎士の職業についており前回(15年以上前)の戦いで大きな戦績を残したので領地をもらった領主様らしい。元々騎士だったのに領地経営は大丈夫なのかと心配になったけれど頭まで筋肉じゃ無いらしく領民に愛される良い領主として皆に愛されているらしい。リッチだとは思っていたけどまさか領主だとは思ってなかった。しかも考えてみれば、俺はそんな領地の長男だ。やはり俺が次期領主にならなくてはいけないのだろうか?絶対に職業に就けるのは嬉しいけれど出来れば自由に暮らしたいなぁ。冒険者になるために今頑張っているというのに…。
ちなみに俺は前回からずっと魔法の練習と身体強化の脳トレを頑張っている。今のところ何も起こらず順調に進んでいるけど、逆に言えば何もいいハプニングが起こらなかったのでただただ練習を続けていた。今では、光の玉を130個生み出せるようになった。今の悩みはもっとコストの大きい魔法がほしいことだ。まぁ身体強化魔法でもいいのだけれども、詠唱の練習だったり魔法でしか出来ない練習がしたい。しかし、父親の書庫には魔法の乗っている本は見つからなかった。なので今は魔法の並列起動で補っている。並列起動は身体強化と同じで頭に負荷をものすごいかけるけど身体強化で鍛えていた俺には余裕だった。
しかし、身体強化はとても難しい。魔力量が増えたので全身に強化をかけたらいつもの3倍ほどの力を出せるようになり。また、四肢のの1つだけならば身体強化魔法で部分強化できるようになったけど四肢のうち二つはまだ厳しい。だけど、身体強化の面白い使い方を見つけた。それは、頭に身体強化を使うことだ。正確には頭の中の脳に身体強化魔法をかける。するとまるで世界が遅くなったかのように感じるのだ。飛んでる虫の羽ばたきが見える、落としたものの回転数が見えるなどのようにほぼ全部の事柄が見えるようになる。しかし、頭しか強化してないので体も遅く反応できない。なので、今後の目標は脳に強化をかけつつ体を動かせるようになることだ。しかし…何時になるのやら…。落ち込まなくても俺はまだ一歳半だ。この時期の子供にしたら優秀だと本を見た限りでは思う。今生の目標となりつつあるゆっくり焦らずに精進していきたい。
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また、一年とちょっとが過ぎた。今、俺の年齢は3歳である。今では、身体強化魔法なんて余裕しゃくしゃくで使えるようになった。また、魔力量も増えて作れる光の玉が300を超えたところで俺は数えるのをやめた。今では起きてる時間の半分以上を4倍の身体強化をかけつつ過ごしていられるようになった。しかも、筋肉だけを絞って強化すれば一日中強化できる。まぁ魔法を途中で使えばそこまで持たないのだけれども…。また、面白い発見もあった。それは、大きく息を吸い空気中の魔素(魔力が流動状のもので魔素は気体状で空気中に浮いてるもの)を肺に集めた魔力に溶かすことで魔力の質が高くなったのだ。魔力の質が高くなると魔法のパフォーマンスが上がり身体強化もコストパフォーマンスがよくなった。しかも、この質の高くなった魔力…まぁこのことを上魔力呼ぼうか。この上魔力は目に集めることで本当の効果を発揮する。それは魔力や魔素が見えるようになるのだ。魔力は淡い緑で見え魔素は淡い白で見える。魔力が見えるようになったお陰で身体強化のムラが分かるようになった。このように上魔力を見つけたお陰でもっと上を目指せるようになった。しかし、ここまでスペックを高めているけれど俺には他の人の情報が圧倒的に少なく比較が出来ないので俺が今どの位置に居るのかが分からない。
しかしそんな俺にラッキーなことが起こる。一週間ほど前、王都から父親に5年に一度の定期召集がかけられたのだ。定期召集とは騎士団の中での半分お祭りみたいなものでいろいろなイベントがあるそうだ。その中で騎士は強制参加の模擬戦トーナメントが開かれるそうだ。模擬戦といっても武器が与えられたものの非殺傷のものになるだけのほぼなんでもありのガチ試合らしい。父親が楽しみそうにそう言っていた。それで定期召集は王都で行われるので良い機会だから俺と母親を連れて行くと父親が言っていた。トーナメントでは母親が父親のことを応援すると言っていたので俺も見れるだろう。あぁ王都の騎士団の試合が見えるだなんて本当にラッキーだ。父親の戦闘が見られるし他のレベルが高い試合も見れるだろう。あぁ本当に楽しみだ。俺は、どんな試合が見られるか楽しみにしながら王都へ向かう馬車の中で眠りに落ちた。
自分の中で何故か主人公がどんどん戦闘狂になってる。なんでだろう?
後、誤字脱字があったら報告お願いします。