入学式
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3人が入学式会場となっている講堂に用意されていた椅子に座って暫く、入学式が始まった。学園長挨拶、教師陣の紹介と続き新入生代表挨拶となったとき、周囲からどよめきが起こった。前に出たのは1人の女生徒、背中まで伸びたシルクのような銀色の髪に整った顔立ち、誰もが見とれるような女生徒が背筋を伸ばしマイクの前に立った。
「おい、あれって王女様じゃないか?」
ルーがシエルに小声で聞いてくる。
「うん、リュンヌ・ソレーユ様だよ。」
「何でそんなに落ち着いてるんだ!?」
「まぁ、前に本人に今年ここに入るって聞いていたしね。」
「本人にって、お前何で面識あるんだ?」
「ちょっとね、後で話すよ。それよりもほら、挨拶始まるみたいだよ。」
「皆さんおはようございます。本日からこの学園の生徒となる私達160名の為にこのような式を開いていただきありがとうございます。これから・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・以上、新入生代表リュンヌ・ソレーユ」
新入生代表挨拶が終わり、リュンヌが席に戻ると式の終わりが告げられる。
「以上で入学式を終わります。在校生は教室に戻って下さい。新入生は校舎入口正面にある掲示板にクラス分けが貼ってあるので、自分のクラスを確認して各クラスへ向かって下さい。」
掲示板に向かう途中シエルはルーに話しかけられた。
「でっ、どうしてリュンヌ様と面識があるんだ?」
「えっ?シエルって王女様と面識あるの?」
隣に居たエヴァンターユも驚き、話にのってくる。
「先ず言っておくと僕はセヴェール伯爵家の次男なんだよ。」
「シエルって貴族だったんだ。」
「セヴェール領って言えば国内でも1、2を争う良制を布いているところだよな?」
「そうみたいだね。それでリュンヌ様の事だけど、僕が5歳になったときに精霊神殿に行って精霊契約を行って、その時に同じ誕生日だったリュンヌ様も来ていて、其処で初めて会ったんだ。で、父さんと国王陛下が実はこの学園以来の親友同士らしくって公務で首都に来るときに兄さんと一緒に連れてこられて、父さんと兄さんが公務をしている間にリュンヌ様の話し相手になってほしいって言われたんだよ。」
「なる程。」
「そうなんだ。」
2人が納得したところで、丁度掲示板の前に着く。掲示板には1クラス32人、5クラス分が貼られていた。
「2人は左から見ていって行ってくれる?僕は右から見ていくから。」
「わかった。」
「私達の名前があったら教えてね。」
一旦2人と別れて順番に見ていくが3人の名前は見つからない。真ん中へたどり着くと2人が居た。
「見つかった?」
「私達の方は無かったわ。シエルは?」
「無かったよ。」
「と言うことは、」
3人で自分の名前を探すと、
「あった。」
「私も。」
「俺も見つけた。」
「3人一緒のクラスだね。改めてこれからよろしく。」
「おう。」
「よろしくね!リュンヌ様も同じクラスみたいよ。さっき名前を見かけたわ。」
「マジで?」
「うん。」
「そうなんだ。とりあえず教室に行こうよ。」
3人は教室の位置を確認して、校舎の中へ入っていった。
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