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49戦闘開始

ラストスパートに向けて全力で走り抜けます(多分)

「どうしよう、時間が…!」


ロイズには聞こえないよう、小さくオーウェンに囁く。


「どういうことだ?」

「あの扉、あっという間に消えちゃうんだ。この前は、惜しい所まで行ったんだけど………、そうか」

「扉…?」

「え?」

「何でもない。何か思い出したのか?」

「あ、ああ。ここでは、思ったことが現実に反映されるのかも知れないんだ。外では分からないけど」

「思ったことが、現実に?じゃあ、お前は扉が消えないように考えてろ。俺はあいつを何とかする」

「何とかって」


口を開け、キョロキョロと周りを見回すロイズ。そして後ろに振り返る。


扉はすでに1/4程ができ始めている。


しかし目の前を通りすぎた筈のその充血した瞳は何も映すことはなかった。


「どうなってるんだ…。何で誰も見えないんだ…」


わからない。

わからないが、消えないように考え続けるしかない。


オーウェンが叫んだ。


「おい、ロイズ!扉を見つけたきゃ、俺を倒せ!でないと一生見つからないぞ!」

「扉…。無い…、倒す…」


ロイズは、呆けたような表情だった。そして、その瞳にはもう何も映していないのではないかと思われた。


剣を抜くオーウェン。


そして、ロイズに向かって走り始めた。



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