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42/57

41部屋

目を開くと、自分と同じく横たわったオーウェンの顔が視界に入った。


上体を起こして座る。

周りを見回してみた。


「ここは…?…ていうかなんなんだ?一体。さっきから…」

「うっ…」


振り替えると、オーウェンがゆっくりと瞬きをした。


「ここは…?」

「わからん」


しっかし、先程といい、ここはどこなのだろうか。

周りは暗く、コンクリートらしき地面からかろうじて部屋の中に居るのだとわかる。おそらく、部屋の天井が通常よりも高く、また面積がとてつもなく広い為に、部屋に居る、という実感を失っているのだと思う。


アズは提案した。


「とりあえず少し歩いてみよう。そうすれば何かわかるかもしれない」

「そうだな」


と、そのとき床がボウッ、と光った。

正確に言うと、床に描かれた文字と絵が混ざったようなもの…


「っこれ、魔方陣!?」

「えっ!足!?」


オーウェンの見ている方を見ると、足から脚、そして太もも、と、徐々に人間が姿を現そうとしていた。


まるでGA◯TZのように。


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