表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
now loading  作者:
29/57

28ローイの今

数日後、オーウェンはローイに到着していた。


「俺達はこれから帝都に行くから、ここでお別れだな」

「そうですね。ありがとうございました」

「グッドラック、だな」

「?」

「どっかの国の言葉で確か、良い旅を、って意味だ」

「そうなんですか。では、船長さん達も、グッドラック」


船長さん達は荷物を届けたら、また別の街に行くらしい。

因みに、俺は世界を旅している身だと言ってある。


「あぁ。グッドラック」


船長さん達は去っていった。


帝都には、通行許可証がないと入れないらしい。だから、俺は入れない。


仕方がないのでローイという国について調べる事にした。噂と実際のモノなんて大体間違っているものである。ローイも例に洩れないと思っていた。


調べる前までは。


帝都の周りは割と栄えていた。色んな店があったし、賑わってもいた。

しかし、少し帝都から、その賑わいから遠ざかるとそこはどこもかしこも貧困街だった。それでも、始めの方はまだ良かった。まだ本当の意味での貧困では無かったからだ。どんどん奥に進むと、見るからに悪化していった。最終的にはもう何も無かった。建物すらなく、地面は殆ど全てを焼き畑にした感があり、存在するのは死体だけだった。


「これがローイ…なのか?」


信じられなかった。



評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ