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1日常
………
…はっ
思わず飛び起きた。
何か変な夢を見た気がする。
うーん…
思い出せそうにない。
夢の続きから、まだ頭が抜け出していないみたいだった。
そんな挙動不審な俺を見ていた隣のベッドの奴が
「どーしたんだ?夢に美女でも現れたか?」
と、にやにやしながら聞いてきたが勿論俺はスルーした。
「おいー、無視すんなよー、オーウェンー」
うざいな
俺は着替えながら
「別に出て来てねーよ、この変態。出て来たのはお前の夢で、だろ」
俺は飯を食いにさっさと下に降りた。後ろからまだ何か叫ぶライルの声がしていた。